令和4年度　八尾市多言語進路ガイダンス

　今年度も、10月17日（月）に生徒対象の、また10月24日（月）に保護者対象の多言語進路ガイダンスを開催しました。
　この多言語進路ガイダンスは、「大阪府帰国・渡日児童生徒学校生活サポート事業」の一環として府内各地区の会場にて実施しているもので、帰国・渡日児童生徒及び保護者に対して、主体的に進路を選択できるように、進路についての情報提供や個別相談を、多言語での通訳を通して行っています。
　本年度は中国語、ベトナム語、ネパール語、英語の通訳者さんに通訳してもらう中で、「中学校・義務教育学校卒業後の進路選択についての説明」・「八尾北高等学校、布施北高等学校、長吉高等学校、大阪わかば高等学校の紹介（「日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜」を実施する大阪府立高等学校8校のうちの4校）」・「八尾市立学校を卒業した先輩の体験談」「八尾市国際交流センターにおける支援」についての説明が行われました。
　また保護者対象ガイダンスでは「個別相談」の時間も設けられ、高等学校の先生方や教育委員会事務局の進路担当者に質問をしたり、相談をしたりする保護者の方たちの姿が見られました。
　「八尾市立学校を卒業した先輩の体験談」では、現在大学に通っている先輩から、進路選択時に自分自身が考えたことや取り組んだこと、中学校を卒業後の進路先での様子や、今後に向けたアドバイスなどについての話があり、参加者は熱心に聴き入っていました。　
　長く継続して取り組まれてきた八尾市多言語進路ガイダンスでは、かつて参加者として説明を聞いていた先輩が、高等学校の教員として学校紹介を行う姿や、後輩のために体験談を語る姿があります。これからも外国にルーツのある子どもたちの進路保障のために多言語進路ガイダンスを充実させてまいります。