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令和4年度 人権教育研修講座 第5講

[2022年12月2日]

ID:66460

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令和4年度 人権教育研修講座 第5講

 八尾市では、教職員を対象として、「学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図る」ことを目的として、年間6回の人権教育研修講座を開いています。

 令和4年11月29日(火)に、その第5講として、中河内人権教育研究会および八尾市人権教育研究会と共催で、八尾市立南高安小学校を会場に公開授業研究会を実施しました。
 今回の公開授業は、小学校1年生の児童を対象に、「八尾市教育センター研究協力員 人権教育部会」が作成を進めているオリジナル人権学習教材『知ってる?』を活用しました。この教材は、間違った情報が、噂として広まっていく物語を通して、事実を確かめることなく自分の思いこみによって判断してしまうこと、その判断によって他者を排除してしまうことの怖さを学び、仲間づくりに役立てていくことをねらいとしたものです。

 公開授業では、子どもたちはたくさんの意見を出し、友だちの意見を聞きながら、物語の登場人物と自分を重ね合わせ、一生懸命考える姿が見られました。その様子を体育館に集まった受講者は中継で熱心に参観していました。そして授業後に行われた質疑応答・討議の場では、さまざまな角度からたくさんの意見が出され、討議が深まりました。
 その後、大阪多様性教育ネットワーク共同代表 土田光子さんよりご助言をいただきました。土田さんからは授業のねらいの在り方や、今回の授業で子どもたちが得たものは何だったのか、子どもたちの発言やつぶやきをどうのように読み解くかなどについてのお話がありました。

 子どもたちが実際に学ぶ姿をもとに、議論が深まり、多くの学びを得ることができました。八尾市では今後も子どもたちの人権感覚や、自他の人権を大切にする実践力を育む教材の作成や実践に取り組んでいきます。

【受講者の感想より(一部)】
・オリジナル教材を実際にどのように作り上げていくのかについて、その過程から学ぶことができてありがたいです。土田先生の「授業のねらいと、授業後の到達状況はかならずしも一致しないことが往々にある。一致しない場合は、到達することをめざして繰り返し積み重ねていくのだ。その時に、ねらいを低く設定してしまってはいけない。」という言葉に奮い立たされました。
・教材がとてもわかりやすく、誰にでも起こりうる内容で、自分もこの教材を使ってみたいと思いました。児童の発言や実態に応じて授業を創ったり、取り組みを創ったりすることが大事だということを学びました。
・授業を通してクラスの共有財産(みんなで学べた大事なこと)を確認し、今後に生かしていくことや、それを積み重ねていくことの大切さに気づきました。人権学習の時間や道徳の時間の中で、子どもたち一人ひとりがどのように授業を受けとめ、何を学んだのかを知ることが大事だと思いました。

公開授業の様子

研究協議の様子(1)

研究協議の様子(2)

お問い合わせ

八尾市教育委員会事務局人権教育課

電話: 072-924-9854

ファックス: 072-923-2934

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