12月分

　12月に入り、朝晩はめっきり寒くなりましたね。つい、この前までクーラーを使っていたと思ったら、ストーブやこたつが必要な季節となりました。朝は寒くてなかなか布団から出られない時もありますね。そして朝、東の空を眺めると、雲の間から朝日が顔を覗かせ、次第に明るくなっていきます。とっても美しいですよ。皆さんも少し早起きして、12月の朝日を見てほしいと思います。

　また、12月のカレンダーを見ると、7日の欄に「大雪」と書かれています。これは「季節の指標」のひとつで、この頃から山々が雪に覆われるようになり、本格的な冬の到来が感じれれる時期だと、気づかせてくれるのですね。同時に、年末年始に向けた準備を始める頃であることも教えてくれます。

　さて話は少し変わりますが、11月末のある日、私は1年生の児童から声を掛けられました。「これ、とってもきれい。」と言って、一枚の『落ち葉』を手に乗せて見せてくれたのです。私は改めてじっくり見ると本当にきれいでした。有名な芸術家が描いたり、作ったりしてものではないけれども、よくよく眺めると、いろいろなことを語り掛けてくれる気がします。

　『落ち葉』は、色が変わります。地面にたくさんの栄養を与えてくれます。そうです、この『落ち葉』は、地面に降り積もり、多くの微生物の力を借りながら、豊かな栄養を大地に与えてくれるのです。そしてその養分を借りて、たくさんの生き物が元気になるのですね。

　話は「大雪」に戻りますが、季節は更に「冬至」「小寒」「大寒」と進んでいきます。この寒さの時期に蓄えをしっかりすることが、やがて訪れる春の光の明るさをより一層強く感じさせてくれるでしょう。

　最後になりましたが、年末年始は色々と多忙なことと同時に、とても楽しい時期でもあります。反面、空気が乾燥するなど、コロナを含め様々な感染症がひろがりやすい時期でもあります。どうか皆さん、羽目を外さず規則正しい生活を心掛け、健康に気をつけて、すばらしい新年を迎えてほしいと思います。

12月も曙川小学校をどうぞよろしくお願いいたします。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校　長　　森　本　　　徹