1月分

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

新しい年の始まりは、誰にとっても物事への取り組みの新たなる期待と共に、挑戦への意欲を高めてくれますね。皆さん、今年の目標は決まりましたか。

さて、今年の干支は「卯」つまり兔(ウサギ)ですね。ウサギと言えば、イソップ物語の「兔と亀」の寓話は、誰もが知っていると思います。足の速いウサギと足の遅いカメが競争をして、最終的には足の遅いカメが勝利するお話です。ウサギはカメを甘くみて、途中で昼寝をするなど、結果的に勝負に負けてしまいます。他方のカメは歩みを止めることなく、見事に勝利します。この話は「油断大敵」や「コツコツ努力する大切さ」等を教えてくれるのですが、それ以外のこんな解釈をよく耳にします。

それは、『ウサギとカメは、それぞれ視点が違っていたからだ。』という解釈です。つまり、ウサギは競争相手のカメだけを意識し、カメはウサギではなく、最終目的のゴールを意識していた、ということです。カメはウサギとの差がいくら開こうともあきらめず、マイペースを貫いたのですね。

我々も決めた目標に向かって、ブレることなく頑張り続けたいものです。でもね、干支のひとつとしてのウサギは、その穏やかで温厚な性質から「家内安全」、またその跳躍する姿から「飛躍」や「向上」を象徴するものだとみなされ、さらに兎年は「新しいことへの挑戦に最適な年」などと言われています。

一月は新しい出発の時期であるとともに、小学校では3学期という学年の締めくくりの時期です。なんだか矛盾していますね。でもそれが現実です。3学期は寒さが一年で一番厳しい時期ですが、寒さに負けず、コロナやインフルエンザにも負けず、みんなが外で運動したり遊んだりして元気に過ごしてほしいものです。そして学習や生活においても、お互いの伸びたところ、頑張ったところを認め合ったり、教え合ったりして、総まとめや締めくくりができる3学期にしてほしいと思います。

本年も曙川小学校をどうぞよろしくお願いいたします。

〇お知らせ

令和5年はいよいよ本校の創立150周年記念の年です。来月には曙川地区福祉委員会より、横断幕を寄贈いただくことになりました。正門横の運動場に面したフェンスに掲げる予定です。

ここで本年度の年6年生が考案した「キャッチフレーズ」をデザインした横断幕を紹介します。

              　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上　　　校長　森本　徹