[2023年3月22日]
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近年、飼い主のいない猫が増加し、鳴き声や糞尿の被害が生じて、周辺住民とのトラブルを招くといったケースが少なくありません。また、そういった猫は、交通事故や病気などの危険がある厳しい環境の中で生活し、その寿命は室内飼育の猫と比べて短いことが分かっています。
「飼い主がいなくてかわいそう……」
「被害を減らしたい!」
「何とかしたいけど、どうすればいいの?」
猫に対する感情は様々ですが、「問題を解決したい」という皆さんの思いは共通ではないでしょうか。
飼い主のいない猫の問題について、地域で何ができるか考えてみませんか。
屋外に生息する飼い主のいない猫による被害にお困りの方がいます。
動物愛護の観点から、原則として、保健所では飼い主のいない猫を駆除する目的での捕獲・引き取りは行っていません。庭や花壇に猫が入ってくる場合、その場所が猫にとって快適な環境になってしまっている可能性があります。
以下に挙げる方法で猫が嫌がる環境を作ることで、猫を寄せ付けないようにするのも対策のひとつです。
※猫によっては効き目がなかったり、効き目があっても長期間試していると効果がなくなったりします。複数の方法を試してみてください。
※以下のものを使用する場合は近隣にご配慮ください。
人間にとっては良い香りである柑橘類やハーブなどの香りですが、猫はこれらの匂いを嫌います。
※ミントは繁殖力が強く増えやすいのでご注意ください。
木酢液はそのまま使うだけでなく、これを利用して天然素材の猫よけ液を作ることもできます。
保健所では猫よけ液のサンプルを無料で配布していますが、以下のレシピで自作することも可能です。
<材料>
○市販の木酢液………500mL
○唐辛子………10本(一味唐辛子など粉末の場合、小さじ1程度)
○ハーブ………20枚(ハーブティーなどドライハーブの場合、大さじ1程度)
(1) フレッシュハーブは手でよく揉み、生唐辛子はちぎる。
(2) それぞれを木酢液に加え、数日間漬け込む。
ドライハーブと粉末唐辛子の場合はそのまま木酢液に混ぜる。
これを原液として、5-10倍に薄めたものを使用してください。
ハーブは、ローズマリーやレモンバームがスーパーなどでも手に入りやすくお勧めです。
庭や花壇の土は柔らかいので、猫が居心地よく過ごすには最適な場所です。硬いトゲのついた猫よけマット、防犯用のジャリなどを利用して、猫にとって不快な感触となるようにしてみてください。
猫がよく来る場所に、あらかじめたっぷりと水を撒いてください。猫は体が濡れることを嫌がります。
保健所では、超音波発生型の猫よけ装置を2週間無料で貸し出しています。
こちらも数に限りがありますので、貸出しまでお待ちいただく場合があります。
猫よけ器の貸出し希望の方は、まずは保健衛生課(保健所、072-994-6643)へお問い合わせください。
一時的な猫よけ対策と併せて、飼い主のいない猫に対して不妊・去勢手術を施すことで、将来的な被害の軽減が期待できます。
八尾市では、平成30年9月3日より、飼い主のいない猫に対して地域の理解を得ながら不妊・去勢手術を施し、併せて適切な管理に努める取組みに対して、費用の一部を助成します。
※1匹につき最大1万円までの手術実費を助成。申込み上限は申請1件につき10匹まで。
※予算の上限に達し次第、終了します。
八尾市健康福祉部保健衛生課(保健所)
電話: 072-994-6643
ファックス: 072-922-4965
電話番号のかけ間違いにご注意ください!