4月分

3月まで曙川小学校で教頭として勤務していましたが、この度 曙川小学校の校長を拝命しました。坂本篤史です。本校の益々の発展と子どもたちの幸せのために力を尽くしてまいります。皆様、どうぞよろしくお願いします。

　さて、お子様のご入学、ご進級、誠におめでとうございます。暖かな春、新しく子どもたちや教職員を迎え、令和5年度の曙川小学校がスタートしました。子どもたちは、入学や進級をきっかけに、希望や目標を持って、新たな出会いを経験していくことになります。この新しい出会いに対する希望というものは、本当に大きなエネルギーです。子どもたちにはこのエネルギーが秘められています。

　春休み中のことです。高学年の子どもたちが小学校にやってきて何やら玄関で話をしていました。対応していた先生が「えらいなぁ！」と言っています。職員室にいた私に声がかかり、何かと思って玄関まで行くと、そこには大きなごみ袋いっぱいのごみを持った子どもたちがいました。聞くと、曙川公園でごみ拾いをしていたそうです。ごみ袋いっぱいにたまったごみを、どうすればいいか考え、学校まで持ってきたようです。

「素晴らしい！」私は思わず大きな声で言いました。ゴミだらけの公園を黙って見過ごすのではなく自分たちにできる正しい行動を起こした子どもたち。その姿は大変立派で尊敬できるものでした。

　また、入学式の前日に準備を手伝ってくれた新6年生ですが、本当によく働き、予定の時刻よりもかなり早くに全ての仕事を終えてしまうという嬉しい誤算が発生しました。どれも、子どもたちの新年度にかけるやる気と希望に満ちた立派な姿でした。

　今年度、本校は新入生81名を迎え、児童数382名の学校となります。私は、この歴史ある曙川小学校の伝統を継承し、教職員一丸となって子どもたちに「豊かな心」と「たくましく生きる力」を育み、「あきらめなければ夢はかなう！」という本校のスローガンのように希望に満ちた学校づくりを推進していきたいと考えています。

　そのためにも保護者の皆様、地域の皆様には、学校と共に子どもたちに向き合い、協力をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八尾市立曙川小学校　校長　　坂本　篤史