令和5年度 人権教育研修講座 第1講

　八尾市では、教職員を対象として、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図り、学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、年間6回の人権教育研修講座を開いています。

　5月25日（木）に、その第1講として、「人権教育としての性教育」と題して、宇都宮大学共同教育学部准教授の艮香織さんにご講演いただきました。お話とともに、カルタを使ったワークショップも行いました。講演を通して、性は生まれてから亡くなるまで深く関わるもので、「どう生きるか」に関わっていることや、性教育に取り組む根底には人権教育の考えが必要であるということを認識することができました。

　八尾市ではこれからも、本研修の内容を学校現場で活かし、誰もがすごしやすい学校・社会をめざします。

【受講者の感想より】

• 今日一番印象に残ったことは、ポジティブな捉えを大切にするということです。言ってはいけない、聞いてはいけないことではなく、知りたいと思うことは当然の思い、権利として受け止めていけるように、私自身が学びを深めていきたいと思います。
• 性教育の中に自分の人権という視点が抜け落ちているという話に、ハッとする部分がありました。
• カルタを通して、グループで話し合うことで、性のことを考えるきっかけになるいいツールだなと思いました。
• 私たちが学んできた『性教育』とは、体の仕組みに関わることが中心でしたが、『からだ・こころ・あんぜん・人とのかかわり』などの多角的な視点から、人権教育として保障されたもとでなされるべきものであるということがよくわかりました。