令和5年度 人権教育研修講座 第2講

　八尾市では、教職員を対象として、人権教育推進上の課題や実践事例等について研修を行い、教職員の人権意識の高揚と資質の向上を図り、学校における人権尊重の教育をより一層前進させるため、年間6回の人権教育研修講座を開いています。
　6月15日（木）に、第2講として「積極的平和教育について」と題して、平和教育映像制作会社ビープロダクション代表取締役・中央大学兼任講師の高部 優子さんにご講演いただきました。研修では、参加者の熱心に講義に聴き入る姿、グループワークで活発に意見を交流する姿がありました。そして、今回の研修を通して、「平和」の反対は「暴力」であること、どのようにしたら暴力を減らし、平和を創ることができるのかを考えることが積極的平和であり、そのために「今できること」を子どもたちと一緒に考えていくことの大切さなどを学びました。
　本研修での学びを学校現場に活かし、身近な平和について子どもたち自身が考え、解決していける力を育んでいきたいと思います。

【受講者の感想より】

• 「これがなければ平和」という消極的平和を前提に、「これがあれば平和」という積極的平和へと進んでいけるような平和学習を、これから考え、実践していきたいと思いました。
• 日頃の出来事を取り上げて、解決方法を考えることで、子どもたちの平和への意識を学習するきっかけとなると感じました。
• 全てのことが「平和教育」につながっていることを認識することができました。