6月分

5月の児童集会で、こんな話をしました。

ポケットからゴムひもを取り出し、ギューンと伸ばして見せながら、

「ゴムの端を高いところまでひっぱってから反対の端を離すと…。高いところまで跳ね上がります。でも、ゴムの端が低い状態で反対の端を離しても…。だらりとぶら下がっているだけです。」

「目標というのは、このゴムひもに似ています。高い目標を持っていると、君たちをより高いレベルに連れて行ってくれます。でも、低い目標だと、だらりとやる気のない感じになってしまいます。君たちが成長して、高くてはっきりとした目標が持てるようになったら、なりたい自分になれるかもしれません。目標を意識して頑張ってみましょう。」

 

先日、児童会の子どもたちがこんなことを言っていました。

「世界一の小学校を目指します！いや・・・、宇宙一の小学校を目指します！」

本当に宇宙一になるかどうかは分かりませんが、とても前向きでエネルギーのある言葉だと思い、感心しました。大きな目標ですね。わくわくしますね。

児童会の子たちは、毎朝、正門で挨拶運動をしてくれています。

「大きな声で挨拶すると、挨拶を返してくれることが多い。」と自分なりにコツを掴みながら活動する子がいます。

「5年生に活動内容を分かりやすく伝えられると良いと思って…。」と自主的に活動マニュアルを作ってきた子もいます。それぞれに何かしら目標を持って、前向きに取り組んでいる様子が素晴らしいと思います。

 

わくわくするような目標があるとエネルギーが湧いてきます。それが明確で具体的な目標なら、達成するための手段が見えてきます。わくわくするような具体的な目標が、ゴムひものように皆を望むべき方向に引っ張り上げてくれますように！子どもたちがなりたい自分になれますように！そういった力をつけるために学校はあるのだと思うのです。

八尾市立曙川小学校

校長　　坂本　篤史