「令和5年度 こどもサミット～いじめ防止に一歩ふみだそう～」（中学校・義務教育学校後期課程の部）を開催しました

　令和5年11月6日に、人権教育課といじめからこどもを守る課共催、八尾ロータリークラブ協賛による取り組みとして、「八尾市こどもサミット ～いじめ防止に一歩ふみだそう～」（中学校・義務教育学校後期課程の部）を開催しました。

　この取り組みは、いじめのない学校づくり・社会づくりをめざして、子どもたちが主体的に取り組んでいることや、いじめ問題に対する子どもたちの思いの交流などを通して、いじめをみんなの力でなくしていこうとする意識・意欲を醸成するとともに、サミットで得た知見を持ち帰り、各学校で活用することで、いじめ防止に向けたさらなる取り組みを推進する契機とすることを目的として開催しました。

　はじめての取り組みで、オンラインによる開催にも関わらず、たくさんの学校とたくさんの生徒のみなさんが参加してくれました。また、八尾市長・教育長・地域団体関係者の方々にもご参加いただきました。参加者は、いじめをなくす運動として取り組まれている「ピンクシャツ運動」にちなんで、八尾市で作成したピンクシャツを着てこのサミットに参加しました。

　参加した子どもたちは積極的に意見を述べ、お互いの意見を聞き合い、さまざまな思いを語ってくれました。「いじめをなくしていくためには互いの違いを認め合える雰囲気をつくらないといけない。だから生徒会中心にいろんな取り組みをやっていこうと思いました」「他の学校の意見を聞いて、いじめをなくしていくためには、まずは傍観者を減らしていく取り組みをしようと思いました」などの感想が参加者から語られました。また子どもたちの発表や意見を聞いて、「子どもたちが大人に相談できる環境づくりは、大人に責任がある。大人が積極的に子どもたちに関わっていく必要があり、大人の側も、いじめ防止や、いじめ問題の解決に一緒に取り組んでいきたい」といった思いや子どもたちへのエールが参加した大人から送られていました。

　今回のサミットを通して、いじめをなくしていこうとする共通の意識が高まったと思います。本サミットで得たことを、各学校で活用していくことで、いじめ防止へのさらなる取り組みを推進するきっかけになることを願うとともに、私たち大人もいじめのない社会をめざして活動を続けていきます。