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令和5年度 幼児教育研修実践紹介

[2023年12月27日]

ID:72333

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キャリアステージ研修(1)-5/19(金)

講義・ワーク「自分の人権感覚に気づき、人権意識を高めよう」~子どもを尊重する保育実践につなげるために~

  関西大学 教授 山縣 文治 さん

 保育所保育指針や、幼保連携型認定こども園教育・保育要領を人権の視点で読み解くとともに、子どもの視点での最善の利益が何かについて、虐待の発生構造についてお話いただきました。また、セルフチェックリストを用いて自己点検やグループワークを行い、自分の保育や人権意識について振り返る機会となりました。

キャリアステージ研修(2)-6/5(月)

講義「乳児保育で大切にしたいこと」~豊かな成長につながる発達に応じた援助とは~

  武庫川女子大学 准教授 西村 真実 さん

 乳児保育で大切にしたいことは、特定の人との愛着関係を構築することです。この人(保育者)が大好き!自分を大好きと思ってもらえていると感じることで、愛着関係がより深まり、情緒の安定と主体性につながるということをわかりやすく伝えていただきました。また、保育場面の写真を見ながら理論と結びつけての話はイメージがしやすく、より学びが深まりました。

ミドルリーダーステージ研修(1)-6/13(火)

講義・ワーク「保育の質を高めるためのカリキュラム・マネジメント」~記録を活かして~

  京都教育大学 教授 古賀 松香 さん

 最初に『何のために記録を取るのか』『質の高い保育とは?』を考えるワークがあり、考えを整理してから講義を聞くことができました。記録を書く際には“タイトルをつける”ことで、より子どもの姿を具体的に捉えることを意識し、明日への保育につながる記録になるということをお話いただきました。また、記録をもとに困り感やズレも楽しみながら保育者間で話し合えるよう、ミドルリーダーとしてマネジメントしていく視点も学ぶことができました。

健康及び安全研修-6/16(金)

講義「子どもの特性を知り、過去の保育事故事例から再発防止を考える」

  大阪大学大学院 特任研究員 岡 真裕美 さん

 色々な事故事例を挙げての講義で、参加者が未然防止に努める、保育で気をつけるなどの意識が高まる研修でした。また、ヒヤリハットは『事故を未然に防げる成功例』『職員の報告が園を救う』ということについてお話いただきました。『思い込み』に大きな落とし穴が隠れているので、様々な視点や角度から子どもの安全を守れるように考えていきたいと、自身の考えを見直すきっかけにもなり、今後につながる内容でした。

初任ステージ研修(1)-6/29(木)

講義「子どもの楽しさに共感し、子ども理解を深めよう」

  大阪大谷大学 教授 長瀬 美子 さん

 3~5歳児の発達の特性を丁寧に伝えていただき、具体的な保育場面を想定した内容であったのでイメージもしやすく、わかりやすかったです。子どもたちの『やってみたさ』を引き出すような環境を整えたり、大人の思いを強要しない保育を考えたりすることが大切だと感じました。一歩先の育ちの土台作りとして小さな育ちを積み重ねることの大切さを学ぶことができました。

ミドルリーダーステージ研修(2)-7/14(金)

講義・ワーク「コーチングを活かした人材育成」

  社会福祉法人檸檬会 副理事長 青木 一永 さん

 チームとグループの違いや、質問の仕方にはオープンクエスチョンとクローズクエスチョンがあることなどをお話いただきました。日頃から、イエス・ノーではなく、自分の言葉で答えられるような質問をするなど意識することが大事だと感じた研修でした。グループワークでは、自身の現場をイメージしながら参加でき、他園の話を聞くことで考え方を見直すきっかけとなりました。

特別支援教育・保育研修(1)-7/20(木)

講義「支援に活かすアセスメントとは」~もっと子ども理解を深めよう~

  関西国際大学 教授 中尾 繁樹 さん

 『専門性とは柔軟性である』『障がいを見つけるのではなく、視点をたくさんもつ』『発達年齢だけでなく家庭背景も考慮して支援する』など、ポイントとなることをお話いただきました。その上で、子どもについての情報を様々な角度から整理し分析して、その全体像を理解していくプロセスについて事例を挙げて深めていく研修でした。子どもの強いところ、弱いところを見つけ、支援の手立てやつまずきのメカニズムを理解することがアセスメントで大事なことだと感じました。

ミドルステージ研修(1)-7/28(金)

講義・実践「砂場遊びから見る子どもの成長・発達」

  同志社女子大学 教授 笠間 浩幸 さん

 砂場遊びは、子どもの発達段階(成長)とともに変化し、色々な楽しみ方や遊び方があるということをお話いただきました。また、普段使っている道具や身近な素材を使って、砂場で実践をしていただき素敵な砂場アートが出来上がり、砂場遊びの魅力を感じることができました。研修で得た、砂場遊びの知識や技を早く園で実践してみたいと思えた研修でした。

管理職ステージ研修-8/4(金)

講義「保育所等における在園児の保護者への子育て支援」

  武庫川女子大学 教授 倉石 哲也 さん

 最初に『相談』とは、問題を解決するとか助言するではなく、話し合ったり意見を聞いたりすることを意味すると聞きました。多様化する保護者の姿を理解することで、適切な相談や支援につなげていくプロセスを具体的にお話いただきました。チームとして対応を一貫するなど園全体で学びを共有し、今後の保護者支援に役立てていきたいと感じた研修でした。

食育研修-8/28(月)

講義「乳幼児期の食育について」

  武庫川女子大学 教授 堀内 理恵 さん

 幼児期の食習慣は成人期の食習慣に影響する。『噛むこと』は記憶力アップ・肥満予防などにつながる。など乳幼児期の食事が重要であることについて、データを基に伝えていただきました。食事の大切さを知らせていきながら、子どもとたくさんコミュニケーションを取ったり、大人が美味しそうに食べる姿を見せたりすることで、少しでも好き嫌いが減ることにつながればいいなと思いました。また、子どもの嫌いな食べ物をおいしく食べるための料理レシピも紹介していただきました。

初任ステージ研修(2)-8/30(水)

講義「発達に合わせた主体的で楽しい表現活動」~子どもの絵を中心に~

  畿央大学 准教授 永渕 泰一郎 さん

 子どもの『見方・考え方』を引き出すには、大人の『見方・考え方』を教えるのではなく、(1)自発的『遊び』⇒(2)意欲的『もっとしたい』⇒(3)主体的『自ら考えて遊ぶ』となるように、保育者はねらいをもって『しかけ』=環境を整えるが重要であることをお話いただきました。また、子どもが無意識にやっていることを意識化する保育者の援助(声かけ)も重要であることを実際の表現活動の場面を見ながら解説していただき、自分の保育と照らし合わせて考えられる内容でした。

子育て支援研修-9/5(火)

講義・ワーク「気になる親子の子育て支援」

  大阪公立大学 准教授 木曽 陽子 さん

 気になる保護者への向き合い方として、「伴走者になる」「保護者側の世界をみようとする」などのポイントを具体的な状況とともにお話いただきました。また、今だけ安心してもらうために安易に「大丈夫」と言うことは無責任になってしまうと聞き、今までのかかわりについて見直すきっかけにもなりました。グループワークでは、模擬事例を基に、保護者の立場に立って考えることを鉄則として意見を出し合いました。色々な考え方があることを知り、今後の保護者対応につながる研修でした。

保育のための基本研修(1)-9/8(金)

講義・実技「心と体の成長を豊かにする運動あそび」

  大阪成蹊短期大学 准教授 塩田 桃子 さん

 前半の講義では、運動遊びの目的は運動能力を向上することではなく、運動そのもののおもしろさを追求することであり、スモールステップで『できた』を積み重ねることがそのおもしろさにつながるとお話いただきました。後半の実技では、集団で楽しめる遊びから縄を使ってどんな遊び方があるかをグループで考え、発表するなど、保育者自身も楽しんでいる姿があり、保育のヒントにつながる研修でした。

保育のための基本研修(2)-10/23(月)

講義・演習「秋の自然をたっぷり感じて遊ぼう」~自然に目を向け感じよう 豊かな保育づくりへ~

  八尾市立大畑山青少年野外活動センター 野外保育士 川上 結香 さん

 秋におススメのアクティビティ体験をしました。『秋色さがし』では、10色の色があるカードを用いて同じ色の自然物を探し、自分が見つけた秋色を紹介することで、多様な感性に触れる機会となりました。保育者自身が実際に楽しんで体験型の研修を受けることで、子どもたちへの保育の幅が広がり、子どもの感性の高まりにつなげることができました。体験型の実践に活かせる研修となりました。

地域連携研修-10/30(月)

講義・ワーク「円滑な接続のために大切にしたいこと」~みんなで育てる八尾の子ども~

  大阪教育大学 准教授 佐久間 敦史 さん

 就学前の子どもたちが遊んでいる写真から、小学校のどの教科とつながりがあるか、互いの保育実践や授業を知るためにはどんな様式が分かりやすいかなど、参加者が意見交換する時間もあり、楽しく学べた研修でした。与えられた問題を解き、答えにたどり着くにはどうすれば(HOW)よいかではなく、そもそも問題は何か(WHAT)を見出し、何が答えか(WHAT)を創り出すことを意識し、就学前から小学校を経て将来の生きていく力としてつなげていく大切さをお話いただきました。

ミドルステージ研修(2)-11/14(火)

講義・ワーク「乳幼児期の人とのかかわりについて」~トラブルやけんかをどのように理解し集団づくりにつなげていくのか~

  畿央大学 准教授 三木 美香 さん

 子どもの成長はすぐには見えないし、正解や答えをすぐに求めないということがそれぞれの心に響くものでした。また「けんか・いざこざ」などはマイナスのイメージがあるけれど、そこから学ぶものもたくさんあることや、保育者の介入や援助で気をつけたいことについてもお話いただきました。グループワークでは、悩みを共有しながら、色々な対応や考え方を聞くことができてそれぞれの引き出しが増えることにつながりました。保育者の心の余裕が、トラブルの解決には必要であると感じた研修でした。

特別支援教育・保育研修(2)-11/27(月)

講義・ワーク「保育に活かす個別の指導計画の作成と活用」~支援が必要な子どもたちの成長のために~

  武庫川女子大学 教授 鶴 宏史 さん

 計画を立てる際のポイントや事例に対する見立ての一例をお話いただき、子どもを見取る視点を見直すきっかけになる研修でした。「○○ができない」という否定的な視点ではなく、「○○はできるが○○は苦手である。できることを更に伸ばしていく」という視点で目標を作成することについてわかりやすく伝えていただきました。また、グループワークでは、多角的な見取りや多様な考え方を交流し、支援の方法の引き出しが増え、実践に活かせるものになりました。

保育のための基本研修(3)-12/6(水)

講義・ワーク「非認知能力を育てるために」~子どもの自己肯定感を育む保育者のかかわり~

  BYBS非認知能力育児コーチ 東口 るみ さん

 まず“非認知能力”が具体的にどういう能力なのかを丁寧にお話いただきました。そして、子どもを変えようとするのではなく、子どもへの接し方や言葉選びを大人が意識することがとても重要になるとのことでした。また、よくある場面のワークを通して、大人も子どもも非認知能力が育まれていくということを知り、多様な考え方に共感できる交流となりました。子どもの非認知能力を育てるためには保育者(大人)自身の非認知能力も高めていく必要があるということを意識していきたいと感じ、自分自身を振り返る機会にもなった研修でした。

幼児教育アドバイザーによる企画研修-12/14(木)

講義・ワーク「悩み解決!遊びは続くよどこまでも」~子どもの姿をヒントに保育を楽しもう~

  八尾市幼児教育アドバイザー

 グループワークでは、『魅力的な保育者とは?』どんな人かを考えることで、保育者としての魅力が明確になりました。また、事例を基に『遊びの、このあと』を考える中で、保育の引き出しやかかわり方のバリエーションが増えるようなワークも取り入れていました。事例は、保育現場でよく見られる場面だったので、参加者も意見が出しやすく活発な交流になりました。日々、悩むことも多い中、グループワーク中心の研修を通して、多様な意見を聞くことができ、明日からの保育のヒントにつながる研修となりました。

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八尾市教育委員会事務局教育センター

電話: 072-941-3365

ファックス: 072-941-3364

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