3月分

 

「大谷翔平選手のグローブは学校に届いているんですか？」

3学期が始まったころ、保護者や地域の方によく尋ねられました。PTAの運営委員会や施設開放員会が終わった後、「グローブを見せてもらってもいいですか？」とおっしゃられる方もいました。皆、目をキラキラさせながら子どものように喜んでグローブを見ていました。

　多くの人々に喜びと希望を与える、大谷選手は本当に偉大な方です。大きな目標を達成し、人々への感謝を忘れず、今も高い目標に向けて挑戦する姿に、人々は感動するのです。

 

　大谷選手は、夢や目標を達成していくとき、ノートに「目標」と「それを達成するための方法」を書き出しているそうです。大谷ノートなどと言われ、ニュースでも取り上げられていました。

　ぜひ、みんなも取り組んでみてはいかがでしょうか？

 

　私は、大谷選手のような大きな力は、皆の中にもきっとあると信じているのです。

「明確な目標」と「具体的な行動」をノートに書き出し、行動を続けることは、多くの偉大な人たちが今までもしてきたことです。5月の児童集会で話した「高い目標は、ゴムひものように皆を引っ張り上げてくれる。」という話は、目標地点が明確なほど、実現する可能性が高いのです。

　皆、なりたい自分になれますように。その力を自分のため、誰かのために使えるようになりますように。曙川小学校での日々が、その力を鍛えるための学びになりますように。私はそう願っています。

 

本校の体育館横に、夜になると光る電光掲示板があります。そこに表示されるメッセージは次のようなものです。

「あきらめなければ夢はかなう」

夢の方から去っていくことはない。いつも手放すのは人間の方から。あなたがそうなると信じていれば、きっと、あなたはそのような人物になるでしょう　というメッセージです。

あなたが本当になりたい自分とはどんな人物でしょうか。それを実現していく過程は楽しいものです。3学期は残りわずかですが、なりたい自分に近づくために、今日も頑張っていきましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　八尾市立曙川小学校　校長　坂本　篤史