令和5年度 史跡由義寺跡発掘調査の現地説明会
史跡由義寺跡発掘調査の現地説明会を開催しました
八尾市では、平成30年(2018)2月13日に国史跡に指定された由義寺跡において、史跡整備に向けた発掘調査を進めてきました。
令和5年4月から第5次発掘調査を開始し、6月24日(土曜)に調査の成果についての現地説明会を開催しました。当日は、400人以上の方々にご参加いただき、由義寺跡の塔基壇の調査状況や出土した瓦などを見学いただきました。


令和5年度の発掘調査成果の概要
令和4年度の発掘調査で「由義寺」の塔基壇の下層で確認した基壇(「弓削寺」の可能性)が、今回の調査で一辺約17mの正方形であることがわかり、塔基壇と確認できました。
- 由義寺の塔基壇の南端より約3m内側で、下層基壇の版築土と掘込地業を確認しました。この位置から、基壇の南北幅が約17mであることがわかりました。掘込地業は、塔建設にあたり軟弱な地盤を強固に改良する古代の土木工法です。
- 塔基壇(一辺約17m)を造り変えて、その上により大きな塔(一辺約21m)に変更した例は珍しく、由義寺の建立過程を考えるうえで重要な成果です。

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