安全運転基本訓練を実施しました

消防署による安全運転基本訓練を実施しました

八尾市消防本部では、車両特性の把握、誘導の連携、運転技術向上を目的として、令和7年5月17日（土曜日）、18日（日曜日）、24日（土曜日）、25日（日曜日）の4日間、清掃庁舎（高美町5丁目）の駐車場を借用して、消防職員（44隊151名）が安全運転基本訓練を実施しました。

死角訓練の様子です。

車の「死角」とは、車の運転席から目視で見ることができない範囲のことです。車の構造上によるボディ及び柱（ピラー）並びに道路上の障害物など死角は複数存在します。

死角訓練を通して、見えない範囲に潜む危険を実感し、危険予測力や安全確認の意識を高めるために訓練を行いました。

平行移動を訓練している様子です。

袋小路等の狭い空間で消防車両を移動させる訓練です。

火災現場等では狭い路地での活動も多く消防車両は小回りが利きにくいため、車を後退させての退出経路も頭に入れて活動しています。

消防車両によるスラローム訓練です。

消防車（トラックベース）でのスラローム訓練は内輪差を把握するために有効な訓練です。内輪差を気にせずに運転していると巻き込み事故を起こしてしまいます。緊急走行時でも自然に内輪差を意識できるように反復訓練を実施しました。

安全運転基本訓練では、各隊員に緊張感を持って訓練に取り組んでもらうために効果測定を実施しました。効果測定は、カラーコーンやロープを使用して狭隘な道路を作製し、決められたコースを安全迅速に走破するタイムを測定しました。測定したタイムや運転技術を基に各隊員を評価して、フィードバックを行うことで運転技術向上に努めています。

緊急車両の走行にご協力をお願いいたします

我々消防職員は、いち早く災害現場やケガなどをしている傷病者のもとへ到着するため、法律に基づき緊急走行をしていますが、皆様のご理解とご協力が必要不可欠です。

お車を運転される際、緊急車両が近づいてきたら、道路の左側に寄って停車していただくなど進路を譲っていただき、一刻も早く到着できるようご協力をお願いいたします。