八尾市の行政経営について
八尾市では、財源や人材などの行政資源を計画的・効果的に最大限活用し、市民が必要とする行政サービスが的確に提供される持続可能な行政経営を行うため、「部局マネジメント戦略」の設定という次年度の組織戦略を定める取り組みを起点として、実施計画策定と予算編成を行い、次年度の資源配分の最適化を図る手法を採用しています。
さらに、実施計画、予算が確定し、施策展開を図る実施年度の段階には、当年度の「部局マネジメント戦略」を確定し、組織を挙げて、着実な総合計画の推進を図っています。
- 施策及び事務事業を、Plan(計画)・Do(実施)・Check(評価)・Action(改善)の過程で進めていく一連の流れであるPDCAサイクルの過程に沿って総合計画を推進します。
- Plan(計画)段階では、総合計画に掲げる「めざす暮らしの姿」の達成に向けた次年度における施策推進の基本的な方向性等や施策指標(「めざす暮らしの姿」の達成状況を表すものとして施策の進捗評価に用いるため設定)の計画値を数値目標として掲げ、実施計画の策定及び予算の編成を行います。
- Do(実施)段階では、実施計画に基づき事務事業を実施します。
- Check(評価)段階では、「めざす暮らしの姿」の実現に向け取り組んだ内容に対する成果や課題の評価、施策指標に関する分析等を行い、Action(改善)で実施手段の変更や方向性の転換等へとつなげていきます。
八尾市の行政経営にかかるPDCAサイクル
八尾市の行政経営にかかるPDCAサイクルは次のとおりです。
(1) 部局長による次年度の部局マネジメント戦略の立案・・・P(計画) 部局長が、総合計画の実現に向け、部局の所掌事務の観点から見た次年度における施策展開の基本方針を明らかにしたうえで、部局として重点的に取り組む内容等を立案します。
(2) 実施計画策定方針の決定・・・P(計画) 次年度の部局マネジメント戦略の内容について、庁内議論を行い、その結果を踏まえ「実施計画策定方針」(重点候補施策含む)の決定につなげていきます。
(3) 実施計画策定及び予算編成・・・P(計画) 実施計画策定方針に基づき、各所属により、実施計画の策定を進めます。
国、府の動向、実施計画策定方針を踏まえ、予算編成方針を決定します。
(4) 予算議案の提案(3月市議会定例会)・・・P(計画) 市議会へ次年度予算を提案します。
※実施計画書も、次年度予算の参考資料として、市議会に提出します。
(5) 部局マネジメント戦略の確定・・・D(実施) 実施計画、予算が確定し、施策展開を図る段階になれば、(1)で設定した「部局マネジメント戦略」を確定し、組織を挙げて、着実な総合計画の推進を図っています。
(6) 予算の執行・・・D(実施) 予算を執行します。
(7) 施策及び事務事業の事後評価・・・C(評価)・A(改善) 施策及び事務事業について、事後評価を行い、次年度のPDCAサイクルにつなげていきます。
最終的には、施策の事後評価を取りまとめた「施策実績書」を決算審査特別委員会資料として提出し、また、事務事業の事後評価とあわせ、決算審査特別委員会終了後に、ホームページにて公表しています。
※部局マネジメント戦略については、こちらをご覧ください。