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梅毒について

[2018年4月1日]

ID:42995

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梅毒について

梅毒は、梅毒トレポネーマに感染することによりおこる全身性疾患です。性的な接触(他の人の粘膜や皮膚と直接接触すること)によって感染する性感染症の1つです。
早期の薬物治療で完治できますが,検査や治療が遅れたり,治療せずに放置すると脳や心臓に重い合併症を引き起こす危険があります。特に妊娠中に感染すると胎児に影響を及ぼす可能性があります。

主な症状について

感染したあと、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。

第1期:感染後約3週間程度

初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりや潰瘍ができることがあります。
また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることがあります。
痛みがないことも多く、治療しなくても2~3週間で自然に軽快します。
しかし、体内から病原菌がいなくなったわけではないため、他の人にうつす可能性があります。

第2期:感染後約3か月~3年程度

治療しないまま経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすら赤い発疹が出ることがあります。
小さなバラの花に似ていることから「バラ疹」と呼ばれています。
発疹は治療しなくても数週間以内に消える場合があり、再発を繰り返すこともあります。
しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌は体内に残っており、治ったわけではありません。

第3期:感染後3年以降

皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム種)が発生することがあります。
また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。
現在では、抗菌薬が有効であるなどで、早期に治療を開始するとここまで進行することはほとんどありません。

感染経路について

感染力の強い、梅毒トレポネーマという細菌が、主に性行為で粘膜や傷口から侵入して感染します。
具体的には、性器と性器、性器と肛門、性器と口の接触などで感染します。

予防のポイント

性行為の際に「コンドームを使用する」ことが有効です。
唇、口の中など症状のある部分によっては、コンドームで覆うことができないため、完全に予防できないこともあります。

感染の心配があるときは検査を受けて、感染しているかどうかを知ることが大切です。
感染が疑われる場合は、早く治療することにより症状の悪化を防ぎ、またパートナーへの感染を防ぐことができます。
※妊婦の方は、妊婦健診を受診し、その後の感染予防にも努めましょう。

検査について

梅毒に感染したかどうかは、医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。
第1期の最初の数週間は、抗体検査をしても陽性反応が出ないこともあるため、感染してから十分な期間(約4週間)をおいて、検査結果を確認する必要があります。
検査は、皮膚科や泌尿器科、婦人科などの医療機関や全国の保健所などで受けることができます。

梅毒に感染していると、エイズの原因となるHIVにも感染しやすいという報告があります。
HIVのリスクを避けるためにも、梅毒に感染していたら早急に治療をすることが大切です。

八尾市保健所では、無料・匿名で梅毒の検査(※HIV検査とセット)を実施しています。
詳しくは、こちら(別ウインドウで開く)をご確認ください。

治療について

抗菌薬を内服します。病変の部位によっては入院の上、点滴で抗菌薬の治療を行うこともあります。
治療期間等は病期により異なり、医師が判断します。医師の指示に従い、治療終了となるまで、処方された薬は確実に飲みましょう。
性交渉等の感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまでは控えましょう。
また、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要時一緒に治療を行うことが重要です。

アイやん・なうっちと学ぼう! ~梅毒編~(動画:約4分)

関連リンク

お問い合わせ

八尾市健康福祉部保健予防課(保健所)

電話: 072-994-6644

ファックス: 072-922-4965

電話番号のかけ間違いにご注意ください!

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