[2022年10月26日]
ID:65755
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
シンポジウム冒頭には、大槻洋子先生がお描きになられた称徳天皇と道鏡を題材にした絵画の解説が行われました。
八尾市観光・文化財課の発掘調査担当による発掘調査成果の報告と、近畿大学教授の網伸也先生と奈良県立美術館館長の籔内佐斗司先生によるご講演をいただきました。そして、講演者の皆様とパネルディスカッションを行いました。
○網先生のご講演
難波宮と称徳天皇ゆかりの智識寺との間にある由義寺(弓削寺)の重要性について話され、塔基壇を大きく改築したことから、仏都である西京の象徴として由義寺の塔が位置づけられていたと指摘されました。
○籔内先生のご講演
本市の市民団体「道鏡を知る会」の方々が西大寺に奉納された道鏡像の制作にあたって、古代の日本で制作された多くの肖像彫刻を参考にしたことを、事例を紹介しつつご説明されました。
○パネルディスカッションについて
八尾市立歴史民俗資料館の小谷利明館長のコーディネートにより、史跡由義寺跡の将来像について議論しました。称徳天皇と道鏡が目指した仏都・西京の保存と活用については、塔基壇にとどまらない広い視野を持って取り組むこと、市民が親しめるようビジュアルに訴えかけるような整備を検討すること、などの意見がありました。
多数の申し込みがあり、抽選となりましたが、参加された多くの方々は熱心に講演に聞き入っていました。
当日の資料のうち、史跡由義寺跡の発掘調査成果については、下記からダウンロードできます(転載はご遠慮ください)。
大槻先生の絵画解説の様子
市職員による発掘調査成果の報告
網先生の講演風景
籔内先生の講演風景
パネルディスカッションの様子
報告資料:史跡由義寺跡の発掘成果報告(転載不可)
八尾市魅力創造部観光・文化財課
電話: 072-924-8555
ファックス: 072-924-3995
電話番号のかけ間違いにご注意ください!