熱中症に注意しましょう!
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。気温が高い場所だけで発症すると思われがちですが、曇りの日や室内、夜間寝ているときでも発症します。
熱中症は梅雨明け後の7月下旬に多く発生しますが、近年の地球温暖化による気温の上昇や身体が暑さに慣れていないため、4月頃からの発生もみられています。梅雨の時期に、急に気温が上がる日なども熱中症のリスクが高まります。熱中症は正しい予防法を知り、普段から気を付けることで防ぐことができます。
熱中症について
熱中症の症状
めまい・立ちくらみ・生あくび・体のだるさ・汗のかき方がおかしい・筋肉痛・筋肉のこむら返り・手足のしびれ
↓
症状が進むと
頭痛・嘔吐・集中力や判断力の低下
熱中症かな?と思ったら
- からだを冷やす
衣服をゆるめ、首の周り・脇の下・足の付け根などを冷やす - 涼しい場所へいく
エアコンが効いてる室内や日陰などの風通しの良い場所へ - 水分補給をする
- 水分・塩分・経口補水液などを補給する
- 冷たい飲み物を飲むことで体の中から冷やすことができます
自力で水が飲めない、応答がおかしいときは、ためらわずに救急車(119番)を呼びましょう!
熱中症の対策
- 暑さを避ける
- 扇風機やエアコンで温度をこまめに調節
- 外出時には日傘や帽子を着用
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
- 吸湿性・速乾性のある、通気性のよい衣服を着用
- 天気の良い日は日陰を利用、こまめな休憩をとり無理をしない
- こまめに水分を補給する
- 室内でも、外出時でも、のどのかわきを感じてなくてもこまめに水分補給
- 大量に汗をかいた時は塩飴・タブレットなどで塩分補給を忘れずに
※チラシは下記よりダウンロードできます。
深刻な健康被害に備えるために熱中症対策が強化されています!
これまで熱中症の危険性に対する警戒を促すために「熱中症警戒アラート」が発表されてきましたが、これに加え、令和6年度からはより深刻な健康被害の発生に備えるため、新たに一段階上の「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されました。
各アラートは令和7年4月23日から10月22日までの期間に運用されます。
熱中症特別警戒アラート
熱中症特別警戒アラートは、広域的に過去に例のない危険な暑さ等により、熱中症救急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じるようなおそれがある場合に発表されます。
大阪府内の全ての情報提供地点における翌日の最高暑さ指数が35以上の場合、前日の午後2時頃に発表されます。
熱中症特別警戒アラートが発表された地域では熱中症による重大な被害が生じるおそれがありますので、発表された場合は、よりいっそうの熱中症予防行動をお願いします。
熱中症警戒アラート
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される場合に、暑さへの「気づき」を呼びかけ、熱中症予防行動を効果的に促すもので、環境省や気象庁から発表されます。
大阪府内のいずれかの情報提供地点における翌日・当日の最高暑さ指数が33以上の場合、前日の夕方17時頃または当日早朝5時頃の発表されます。
暑さ指数(WBGT)について
暑さ指数(WBGT)とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱)」の3つを取り入れた熱中症の危険度を判断する数値です。暑さ指数(WBGT)が28以上になると熱中症は急増するため、注意が必要です。
暑さ指数 | 警戒レベル | 注意点 |
---|---|---|
31以上 33未満 |
危険 | 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
28以上 31未満 |
厳重注意 | 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 |
25以上 28未満 |
警戒 | 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 |
25未満 | 注意 | 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
アラート発表状況
本日および過去のアラートはこちらから確認することができます。
熱中症の応急処置
熱中症予防の動画
YouTubeの八尾市公式チャンネルにて、熱中症にならないために知っておきたいことや、注意すべきことについて紹介しています。
熱中症に関するリンクなど
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厚生労働省「熱中症関連情報」(外部リンク)
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厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」(外部リンク)
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大阪府「大阪府暑さ対策情報ポータルサイト」(外部リンク)
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気象庁「熱中症から身を守るために」(外部リンク)
災害時における熱中症対策について
近年、夏季の豪雨や台風などによる大規模な風水害が日本各地で発生しています。避難所やボランティアの現場、在宅避難でも気温や湿度が高くなる時や、停電等の発生のため冷房機器が使用できない時は特に熱中症に注意が必要です。
災害時は、被災や避難生活に伴う疲労・体調不良・栄養不足等により熱中症のリスクが高くなる可能性があります。避難生活では普段以上に体調管理を心掛けましょう。高齢者、子ども、障がい者の方々は特に注意しましょう。
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健康福祉部 健康推進課
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