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八尾きらり【古民家】の登録物件

[2023年11月11日]

ID:71020

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令和5年度八尾きらり【古民家】の登録物件

八尾きらり【古民家】登録物件一覧表
登録番号
 八尾きらり 
 景観資源の種類 
景観資源の名称 景観資源の所在地   エリア  
備考
第1号建造物 岩本同邸 大字山畑大窪・山畑
 
第2号建造物
 増田邸 東山本町4丁目東山本
 
第3号建造物 冨山邸 久宝寺3丁目久宝寺
 
第4号建造物 吉川邸(吉は下が長い) 久宝寺3丁目久宝寺 
第5号建造物 髙田邸 久宝寺5丁目久宝寺 国登録有形文化財 
第6号建造物 浅野邸 久宝寺5丁目久宝寺 国登録有形文化財 
第7号建造物 太田邸 久宝寺6丁目久宝寺 
第8号建造物 太田邸 久宝寺6丁目久宝寺 
第9号建造物 大東邸 恩智中町5丁目恩智
 
第10号建造物 吉﨑邸(吉は下が長い) 大字大窪大窪・山畑
 
第11号建造物 與兵衛桃林堂(板倉邸) 東本町2丁目本町・東本町
 国登録有形文化財 
第12号建造物 茶吉庵(萩原邸) 恩智中町3丁目恩智
 国登録有形文化財 
第13号建造物 木村邸 東本町2丁目本町・東本町 国登録有形文化財 
第14号建造物 平田隆夫邸 本町3丁目本町・東本町 
第15号建造物 谷山孝邸 神立2丁目神立
 
第16号建造物 絹田邸 神立2丁目神立
 
第17号建造物 谷山良子邸 神立3丁目神立
 
第18号建造物 旧植田家住宅 植松町1丁目植松
 国登録有形文化財 

※個人の住宅については、基本的に公開されていません。見学・鑑賞等で周辺地域を訪れる際には、所有者や近隣住民の方々に迷惑がかからないようにご配慮ください。また、写真撮影やSNSへ投稿される際はご配慮お願いします。


各エリアについて

【久宝寺寺内町】
470年以上の歴史を持つ寺内町で、江戸時代に形成された碁盤の目状の町割りが残されていて、歴史的なまちなみが特徴的なエリア

【本町・東本町】

交通の要衝として中世から村落が集まっており、江戸時代初めに八尾寺内町が形成されたことで、さらに発展したエリア

【植松】
長瀬川沿いの旧街道に面して発達した集落で、江戸時代には、大和川付け替えによって造られた安中新田の新田集落も形成されているエリア

【山本・東山本】

近鉄河内山本駅北側に位置しており、玉串川沿いの山本エリアは大和川が付け替えられ、その後新田開発によってできた地域。また、旧街道沿いに集落が形成された歴史のあるエリア

【神立】
高安山麓の集落の中では最も高地に位置している。蛇行して山なりに傾斜した道に沿って石垣が積まれており、その上に大和棟の古民家が建ち、周囲に農地やため池が広がっているような、特徴的な農村の景観が形成されているエリア

【大窪・山畑】
東高野街道の東側の丘陵地帯に古くから形成された集落で、江戸時代後期から明治期の大和棟民家が良く残るエリア

【恩智】
市南東部の山麓の集落で、旧街道が交わる場所に位置している。江戸時代に河内木綿産業で栄えたまちということで、伝統的な佇まいの建物が今も残っており、神立地区と同じく、大和棟の家屋がまとまって残っているエリア


古民家登録物件位置図


八尾きらり第1号(岩本同邸)

水路と生垣・庭木の緑が落ち着いた屋敷構えにいきいきとした表情を与えている。主屋の寄棟屋根は棟の端に鯱が据えられるなど、細部の装飾により華やかさが演出されている。
南側は道路に面して表門と生垣が配置され、西側は道路に面して塀となまこ壁の蔵が並ぶ。南東側に少し離れた道路上からも駐車場を隔てて塀越しの主屋が望める。


八尾きらり第2号(増田邸)

北側はマンション敷地内通路に面して蔵、瓦塀、生垣が並び、塀越しに主屋が確認でき、南側は道路に面して門屋等が並ぶ。
門屋及び塀は、漆喰と黒色の板張りのコントラストが特徴的である。また、公園の緑やマンションの植栽、当該敷地の生垣などにより緑豊かな景観が形成されている。
主屋は、入り組んだ形状の瓦屋根と壁の板張りによる重厚な外観となっている。


八尾きらり第3号(冨山邸)

総つし2階の主屋は、敷地いっぱいに南面して建つ。桁行7.5間(1間=6.5尺)、梁行3.5間、正面背面半間庇付き。屋根は切妻・平入・瓦葺。特に建ちが低いのが特徴。
主屋正面の外観は、居室全面だけでなくシモミセ前面にも設けられた出格子が軽快な雰囲気を醸し、農家タイプと相違する商家の伝統的な意匠を持つ。


八尾きらり第4号(吉川邸(吉は下が長い))

主屋は南面して建ち、桁行4.5間、梁間3件、切妻・平入・瓦葺、南・北・西面半間庇付き、つし2階の比較的小規模な町屋で、東側奥には桁行3間、梁間3間の角屋が接続する。
敷地西側と北側2面に庭を取り、隣接するまちなみセンターからは吉川邸の庭木越しに主屋の一部を望むことができる。


八尾きらり第5号(髙田邸)

主屋は、切妻造・平入・瓦葺。桁行6間、梁間3間のつし2階建上屋に、正・背面に下屋庇、西側面に落棟を付ける。正面外観は1階に出格子が設けられている。
つし2階には小さくむしこ窓を1口開け、両妻側に袖壁を設ける大壁造。玄関脇には舟板壁が使われている。米蔵は、切妻造・瓦葺き、桁行9.5m梁間5.8mの土蔵造平屋建で、西面に奥行2.9mの蔵前を付ける。


八尾きらり第6号(浅野邸)

主屋は桁行7間(1間=6.5尺)、梁行5間、つし2階、屋根切妻造・平入、瓦葺の建物である。
主屋外観は、階高の低いつし2階で、軒は腕木で小天井付きの出桁を受け、大疎垂木を配し、壁には小さな枠付きのむしこ窓を3口開き、両妻側に袖壁を付ける。下屋庇を除くほかはすべて木部を漆喰で塗りこめた大壁造。また、表座敷とクチノマの出格子は出を違えて変化を持たせている。


八尾きらり第7号(太田邸)

棟高や階高は低いが、上屋軒高は高く、つし2階の壁面が大きい。壁には枠付きのむしこ窓を3口開き、両妻脇に袖壁を設ける。
下屋では庇支柱を立て腕木で支えた土庇風とし、庇支柱を取り込んで2室いっぱいに出格子を作る。腰に板壁を張るが、その他は上・下屋とも大壁造とし、軒先や細部を漆喰で塗りこむ。


八尾きらり第8号(太田邸)

主屋は2階建て・平入り・瓦葺の建物である。伝統的町屋の形態ではなく、総二階(本二階)の比較的新しいものと思われる。主屋の南側には板壁で瓦葺の長屋門がある。
主屋は塀に囲まれた敷地の内側にあり、全体を確認することはできないが、屋根が確認できる。


八尾きらり第9号(大東邸)

建造物としては、主屋を中心に玄関棟がついた離れ座敷や3棟の土蔵、茶室(十宜楼)などがある。長屋門の後ろが離れ座敷の棟となり、離れ座敷の後ろに主屋が構える。長屋門は間口が長く大規模である。主屋はもともと茅葺であり、現在は瓦葺となっている。
恩智神社の参道に面し、石垣と長屋門の景観は、江戸時代の景観を今に伝える。


八尾きらり第10号(吉﨑邸(吉は下が長い))

北入りで敷地北寄りに通りに沿って長屋門があり、主屋は長屋門寄りにややずらして建てられる。本棟は大和棟で桁行10間と長い。
石積・瓦葺の塀と長屋門が並び、塀と前栽越しに主屋が望める。
屋根葺材については、本棟は茅葺、落棟は桟瓦葺、下屋は本瓦葺、外壁の仕上げは漆喰塗りである。


八尾きらり第11号(與兵衛桃林堂-板倉邸)

間口9間半、奥行4間の大型の民家で、屋根は茅葺の大和棟、庇は本瓦葺。数年前に50年ぶりに茅の葺き替えが行われた。その際、それまで葺いていた部分を下に残し上に新たに葺かれたため、茅の厚みは厚く、1m以上ある。
敷地南東の角には土蔵があり、主屋と一体で店舗として利用されている。主屋と蔵に続いて瓦をのせた板塀が敷地を囲む。


八尾きらり第12号(茶吉庵ー萩原邸)

主屋は敷地西北隅に東面して建つ。大和棟で、北面を入母屋造桟瓦葺とし、正面に本瓦葺下屋を通す。複雑な屋根の構成が重厚感を醸し、門前町の風格ある景観の核をなす。
令和元年9月に主屋とあわせて巽蔵・米蔵・木綿蔵・納屋・表門及び高塀・裏門が国登録有形文化財となり、良好な状態が維持されている。
所有者により、古民家の活用として、イベントの実施やカフェ、貸しスペースなど様々な取り組みを行っている。


八尾きらり第13号(木村邸)

主屋はつし2階、切妻造・平入、桟瓦葺。北面し正面に下屋を付す。東寄りに玄関を設け、西は出格子を建てる。
西隣の土蔵は主屋と廊下で接続する。桁行3間、梁間2間、土蔵造2階建、切妻造本瓦葺。漆喰で軒先まで塗込め、腰は竪板張。南に片引戸を建て戸前とし、2階北に窓を開け庇まで塗込め、窓庇を支える持ち送りを雲形に飾る。


八尾きらり第14号(平田隆夫邸)

主屋はつし2階、屋根は切妻・平入・瓦葺で北面して建つ。外壁は漆喰仕上げ、むしこ窓を2口開く。
1階まわりは改修されているが、町家建築の象徴である出格子のイメージを受け継いでおり、その風情をよく残している。
当時の古民家の雰囲気を壊さない改修がされており、比較的良好に古民家の外観が保たれている。


八尾きらり第15号(谷山孝邸)

石積の塀と前栽越しに主屋の様子が確認できる。
主屋は大和棟・瓦葺。元々茅葺であった本棟はトタンで覆われているが、妻に沿って登らせた袖(高塀)のシルエットが残る。
東側落棟も存在感があり、勾配の緩急のコントラストが強く感じられる。外壁は漆喰塗り。建具や門塀などは現代風であるが、全体的な外観の調和が保たれている。


八尾きらり第16号(絹田邸)

石積の塀越しに主屋の屋根が見える。そのほか公共空間から見える景観要素は、敷地西端の土蔵と門屋である。
主屋は大和棟で、屋根は茅葺をトタンで被覆、落棟と下屋は瓦葺。外壁は漆喰塗り。土蔵は切妻造瓦葺、漆喰壁に腰縦板張。主屋の建具や塀は現代風であるが、蔵と門屋はその原型をよく留めていると思われる。


八尾きらり第17号(谷山良子邸)

主屋は大和棟・瓦葺。茅葺部分はトタンで被覆、落棟・下屋は瓦葺。外壁は漆喰塗り。東妻側からの眺めで屋根の構成の美しさが感じられる。
南側道路(玉祖神社参道)から確認できる外観は、門屋と主屋の屋根の一部のみだが、東側道路からの見下ろしで、主屋の大和棟の構成を眺めることができる。


八尾きらり第18号(旧植田家住宅)

敷地周囲には表門と土蔵が配置され、市道から見える景観要素の主は表門と土蔵である。
主屋は木造つし2階、屋根は切妻造・桟瓦葺で、正面下屋のみ本瓦葺とする。2階外壁は塗込でむしこ窓を設けている。
表門は切妻造、桟瓦葺。桁行2間規模で、中央1間を門口として両開の板戸を釣り込み、正面左手を潜戸とする。外壁は黒漆喰塗で腰を簓子下見板張とする。


八尾きらり登録物件位置図

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