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令和5年度八尾市総合防災訓練を実施しました

[2024年1月30日]

ID:72786

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地区防災計画に基づく実災害を見据えた行動と対処の実践

令和6年1月20日(土)、八尾市立北山本小学校にて令和5年度八尾市総合防災訓練を実施しました。八尾市総合防災訓練は、近年では主に実働型の訓練及び災害対策本部運営を柱とした図上訓練を継続的に実施しており、今年度の訓練については、令和2年度より策定支援を進めています地域の自発的な防災活動に関する「地区防災計画」を軸に、市及び地域、小学校、防災関係機関の連携のもと実施しました。

 訓練は、平日(開庁日)の午前9時に生駒断層帯地震が発生したとの想定で、災害発生からの3時間に焦点を当て、「適切な避難行動」「的確な避難所の開設と運営」「迅速で的確な救援物資の受入れ」を目指しました。 訓練のうち、「職員参集・安否確認応答訓練」は、災害が発生した際に職員の安否確認を行い、被災状況等の情報収集を行うためのメールシステムを活用し、令和6年1月18日(木)に全職員を対象に事前に実施しました。

地域住民による避難及び要配慮者支援訓練

「地域住民による避難及び要配慮者支援訓練」「八尾市による避難所開設と地域住民による運営訓練」では、午前9時、訓練参加者に対して、防災行政無線からのアナウンスにより訓練を開始。地域住民は、避難行動と安否確認及び要配慮者支援、そして避難所において避難者の確認を行い、その後、段ボールベッド及び簡易トイレの組み立て、炊き出しを行うなど、北山本小学校区地区防災計画に基づいて行動しました。

避難所開設における初動活動

市職員は、体育館の応急危険度判定をはじめとする避難所開設における初動活動を実践し避難所を開設、その後、避難所の運営を地域住民とともに実施しました。 
また、避難所の開設と運営の支援として、公益社団法人隊友会大阪府隊友会に対して、防災協定に基づく協力要請を実践しました。

非常用電源確保訓練

「八尾市による非常用電源確保訓練」では、大阪地区トヨタ販売店との防災協定に基づいて、外部給電車両提供の協力要請を行い、投光器や災害用に配備しているパソコンの発電機からの電源切替を実践しました。
また、外部給電車両からの電源をもとに災害用パソコンを用い、さらに、令和5年度に整備した避難所通信環境(Wi-Fi機器導入)を活用し、災害情報システムによる被害情報等の伝達、及び市災害対策本部による情報の収集整理と初動対応方針の決定を行う「八尾市による災害情報伝達訓練」を実施しました。

「八尾市による物資輸送訓練」では、市災害対策本部で決定された初動対応方針に基づき、市緊急輸送拠点である八尾市立総合体育館からアルファ化米などの救援物資を搬送しました。
訓練終了の午前11時20分まで緊張感を持って訓練に取り組み、地区防災計画に基づく実災害を見据えた行動と対処の実践を行いました。

災害対策本部

訓練終了後の講評では、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターの塩津達哉研究調査員から「発災初期で一つ一つの手順を踏まえながら、避難所開設手順を丁寧に分かりやすく実施していた点については、価値のある訓練であったと思う。しかしながら実災害においては、災害対応経験のある職員が被災し、来るとは限らない。誰が来ても避難所の開設・運営、地域との連携を図れるよう考えなければいけない。そのために、最初に来て何をするのかといったマニュアル(ファースト・ミッションボックス)の作成が、初動期には大切になってくる。」との評価を頂きました。
今後、訓練で得た課題と教訓、成果を、地区防災計画及び八尾市地域防災計画をはじめ災害対応マニュアルに活かし、更なる地域防災力の向上と市災害対応力の強化に繋げていきます。

【参考】
・防災訓練参加者 総勢:351名
(地域住民:135名 、児童:110名 、教職員:26名、市職員:80名)

炊き出し訓練
簡易トイレと段ボールベッドの設営
防災展示

お問い合わせ

八尾市危機管理課

電話: 072-924-3817

ファックス: 072-924-3968

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