令和5年度 水難救助訓練を実施しました
救助隊による水難救助訓練を実施しました!
令和5年8月28日(月曜)、29日(火曜)の2日間、八尾市西久宝寺の大阪府営久宝寺緑地プールにおいて、救助隊員(計32人)を対象とした水難救助訓練を実施しました。
八尾市の救助体制は、高度救助隊、志紀救助隊の計2隊を配置しており、河川等において水難事故が発生した場合は、消火隊及び救急隊とともに出場します。
前年については、高度救助隊と志紀救助隊が別々で訓練を実施しましたが、本年は合同で訓練を実施し、隊の連携を密にして災害現場でより安全で迅速かつ的確な活動ができるよう訓練を実施しました。
訓練内容として、船外機を積載した救命ボートによる操船訓練及び要救助者の救出訓練を行いました。
水害発生時に活躍する救命ボートですが、平素より訓練場所の確保に苦慮していたところ、久宝寺緑地プール管理事務所様のご協力により、訓練場所として同プールを提供していただきました。
浮環を掴んだ要救助者を救助者が後ろから抱きかかえ救出しています。
要救助者の顎を持ち上げて救出することにより、呼吸がしやすく、口内への河川水等の侵入を防ぐことができます。
ボートの操船訓練をしています。ボートに推進力を与える船外機ですが、高速回転するプロペラは非常に危険です。要救助者を巻き込むことのないよう、また、障害物に接触しないように細心の注意を払いながら操船技術の向上に努めました。
ボート上の隊員と、水面で活動する隊員が協力して要救助者を救出しています。レスキューネット(白色ネット)を使用することにより、安全・確実・迅速に要救助者を救出することが可能です。
要救助者をボートから岸へ引き上げる訓練の様子です。地上の隊員とボート上の隊員が連携を取り、要救助者への負担を軽減させながら救出訓練を行いました。
水難救助資機材に加えて、はしご、ロープ、滑車など、救助隊はあらゆる資機材を使いこなす人命救助のスペシャリストです。
船外機を使用した操船訓練は、ある程度の水深が必要なため、訓練する機会は多くありません。とても貴重な訓練ができました。今後も八尾市の安全・安心を守ります。
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