[2018年4月1日]
ID:41972
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初期の症状は風邪と似ていますが、咳・痰・微熱などの症状が長引くのが特徴です。
高齢者では、特徴的な症状が現れにくく、食欲低下や体重減少、なんとなく元気がないことがサインとなる場合もあります。
咳やくしゃみをすると飛沫(しぶき)に含まれる結核菌が空気中で飛び散り、それを周りの人が吸い込むことによって感染します(飛沫感染)。
しぶきの中の水分が蒸発し、空気中に漂う菌を吸い込むことによっても感染します(空気感染)。
結核菌を吸い込んでも必ず「感染」するわけではありません。多くの場合、体の抵抗力により追い出されます。
また、結核菌に感染しても、結核を「発病」するのは約1~2割と言われています。
結核菌に感染しても、免疫力で抑えることができていれば、結核を発病することはありません。
しかし、次のような方は免疫が低下しやすいため、注意が必要です。
・高齢者
・糖尿病の方
・ステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤を使用している方
・透析治療をしている方 など
結核の早期発見には、胸部エックス線検査を受けることが大切です。
免疫が低下しやすい方は、年1回はかかりつけ医で胸部エックス線検査を受けましょう!
かかりつけ医などで胸部エックス線検査の受診機関がない方は、
肺がん検診(40歳以上の市民に限る)(別ウインドウで開く)をご利用ください。
医療機関や高齢者施設の職員は、免疫が低下している方と接する機会が多いため、結核を発病している方と接することがあるかもしれません。
咳が2週間以上続く、食欲がない等、結核を疑う症状の方がいましたら、医療機関で胸部エックス線検査を受けることをお勧めしてください。
また、結核に関する正しい知識のために、これらの資料をご活用ください。
参考資料
予防のポイントは、予防接種、咳エチケット、定期健診の3つです。
●予防接種を受けましょう
乳幼児が感染した場合の重症化予防を目的にBCGの予防接種を行っています。
●咳エチケットを心がけましょう
咳やくしゃみをする時はティッシュやマスクを口と鼻にあて、他の人に直接飛沫(しぶき)がかからないようにしましょう。
●定期健診を受けましょう
結核に限らずさまざまな疾患の早期発見のために胸部エックス線検査を1年に1回程度受けておくことが大切です。特に、医療機関、社会福祉施設、学校等は法律により、定期健康診断の実施、報告することが義務付けられています。結核定期健診の実施及び報告書についてはこちら(別ウインドウで開く)をご覧ください。
八尾市健康福祉部保健予防課(保健所)
電話: 072-994-6644
ファックス: 072-922-4965
電話番号のかけ間違いにご注意ください!