[2023年4月21日]
ID:66757
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新築賃貸物件に入居し5年間住んで退去したら、家主から入居した時と同じ状態に戻すように言われ、部屋全面のクロスの張替え費用等、高額な補修費用を請求された。クロスは日焼けして一部色が変わっているが、自分が傷つけたところはないので納得できない。
春は引っ越しの多くなる季節です。
賃貸住宅を退去した場合、賃借人には「原状回復」が義務付けられています。
入居中に取り付けたエアコンや棚等は取り外さないといけませんが、「原状回復」とは、入居した時の状態に戻すということではありません。
賃借人が故意や不注意で汚したり壊したりしたところや、汚れの放置などの手入れ不足、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧することです。
「高額な補修費用を請求され納得がいかない」「敷金が返還されない」「聞いていなかったハウスクリーニング費用を請求された」等のトラブルが多発しています。
建物や設備の時間的経過による劣化(経年劣化)や賃借人の通常の使用により生じた損耗(自然損耗)は、家賃に含まれているとされており、原状回復の範囲には含まれません。
トラブルになった時には、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(別ウインドウで開く)を参考に賃貸人とよく話し合うようにしましょう。
八尾市消費生活センター
電話: 072-924-8531 ファックス: 072-924-0180
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