育てて備える!安中小の“栽培型備蓄”プロジェクト
保存しない備蓄?子どもたちが始めた“育てる防災”
避難所生活で一番食べたかったものは?
防災学習の中で、安中小学校の児童たちが調査を行ったところ、最も多かった答えは「野菜」でした。

しかし、実際の避難所には野菜が支援物資として届きにくいという課題も明らかに。

そこで児童たちは、こんな新しい発想にたどり着きました。
「備蓄は保存するだけじゃない。育てることも“備える”なんだ!」
授業で使われていない学級園や花壇を活用し、たねまきから始める“備蓄野菜の栽培”プロジェクトがスタート。
1学期の取り組み
リーフレタス・トウモロコシ・キャベツを栽培。
育てる過程で、児童たちは水やりなどを通して、植物の生長に向き合いました。



2学期の挑戦
八尾市の特産品であるコマツナ・ハクサイ・ニンジン・サニーレタス・ミズナ・シュンギクを育てています。
避難所になった際には収穫して体育館で提供する計画です。
避難所にならなかった場合は、地域のこども食堂などに届けて活用してもらいます。






地域とつながる収穫体験
11月11日、4年生が育てたコマツナを収穫!



翌日には、サークル「やってみたい花いっぱい運動」の児童が箱詰め・ラベル貼りを行い、学校近くのこども食堂へお届けしました。


後日、こども食堂から心温まるお礼のメッセージが届き、4年生の各クラスに掲示。



メッセージを読んだ児童たちは、自分たちの活動が誰かの笑顔につながったことを実感しました。
この経験を通して、児童たちは「思いやり」「協力」「責任感」など、教科書では学べない力を育んでいます。
この活動は、公益財団法人ちゅうでん教育振興財団の支援を得て行っています。
安中小学校では、これからも“いざという時”に備えながら、日常の中で命を守る力と、心を育てる学びを続けていきます。
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