校長室より 7

ページID1019753  更新日 令和7年7月18日

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一学期の終わりにあたり

 令和7年度1学期が終わりました。6月中旬から真夏のような暑さになり、7月1日には猛暑日となりました。暑熱順化をする暇もなく、猛暑となりクラブ活動での熱中症の心配が尽きません。例年体育大会の頃まで暑い日が続いていたと思います。暑さとの付き合いも先は長いと言えそうです。様々なクラブで体力のある3年生が最後の大会に向けて、練習にも力の入るのがこれからです。下級生、とりわけ1年生はそのペースに無理に合わそうとすれば必ず体調をくずします。各クラブの顧問の先生にも、しっかりと見るように伝えていますが、ご家庭でもクラブに行く前にはきちんとご飯を食べ、睡眠もしっかりとれているかお子さまの様子を見ていただければありがたいです。

 今学期は大型連休前に全学年万博に行くことから始まりました。八尾市のどの学校よりも早く行くため、情報もなくいろいろと心配もしましたが、結果的には暑さもそれほどではなく、入場者を多いと感じたものの、その後の様子を見ると、まだいろいろなパビリオンも見ることができてよかったのではないかと思っています。何よりも早々に体験できたことで、その後に触れるプラスの情報も、マイナスの情報も主体的に判断できるようになったのではないかと思います。興味を持って何度か万博を訪れた生徒やこれから家族と行くという生徒もいるようです。学校で行ったのが最初で最後の機会となる生徒もいるかもしれません。よい機会であったと思っています。

 3年生の沖縄への修学旅行も大きな行事でした。3年ぶりに訪れた沖縄では3日間通してこれ以上はないという良い天気に恵まれました。沖縄に行き、その地で起こった悲惨な出来事を現地で学び、そして平和の大切さを身をもって感じてきたことはとても意義深いことです。‘平和の礎’の前で行った平和宣言。その中でダイナミック琉球にその思いを込めると誓ってきました。ここ数日、久しぶりに校内でダイナミック琉球が聞こえてくるようになりました。沖縄の地を訪れてのダイナミック琉球、どんな演舞を見せてくれるのか楽しみです。

 1年生も2年生も様々な取組みを行ってきました。3年生をふくめ、共通して感じるのが、生徒が企画から運営まで主体的に行っているということです。昨今、非認知能力の育成の大切さが説かれています。非認知能力とは学力テストなど数値化できる認知能力とは異なり、意欲、協調性、やり抜く力など、数値では表せない能力や自己肯定感、コミュニケーション能力などとされています。これらの能力は、子どもの将来の幸福度や成功に大きく影響すると考えられています。非認知能力を育むためには、遊びや日常生活の中で、子どもが主体的に考え、行動する機会を増やすことが大切です。本校におけるダイナミック琉球への取り組みは何よりの非認知能力の育成につながっていると考えています。体育大会での披露が本番となりますがその前段階として、各学年でリーダーを中心に行事などの運営を任せ、その土台を作っていることが、3年生の演舞として花開くように感じます。この一学期を振り返る時、どの学年の生徒たちも2学期に向けてしっかりと土台作りに取り組んできたと思います。

 保護者のみなさま、さまざまな取り組みに対してご理解とご協力をいただきありがとうございました。暑い日が続くと思われます、生活のリズムを崩さないように二学期に向けあらためてご協力をお願いいたします。夏休み明け、さらにたくましくなった生徒たちと会うことを楽しみにしています。

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