校長室より10
ダイナミック琉球によせて
9月26日(日曜日)第45回体育大会が開催されました。今年度も3年生が一生懸命に取り組み、45期生らしいダインミック琉球を見せてくれました。
ダイナミック琉球はかなり難しい演舞です。ダンスなど、体を動かすことを苦手に思う生徒にとっては、それなりの負担にもなります。それを少しでも取りのぞくために3学年で取り組むというシステムでやっています。集団演技は3年生が“華”となる場ですが、短期間で全員が現在のレベルで演舞するのは正直難しいため、1年生、2年生と部分的に踊りを覚え、3年生の補助のような形で参加し、3年生になる頃には演舞の難しい部分だけ覚えれば何とかなるようにしています。この中で活躍するのが琉球委員です。3年生の琉球委員が先行して1,2年生の琉球委員に踊りを教え、各学年で覚えるサポートを一緒にしています。この過程で、1,2年生は3年生がどれほどの想いで、ダイナミック琉球に取り組んでいるのか、その本気度に触れていきます。「苦手な生徒も、楽しいと思えるように」、これは毎年3年生が大事にしていることです。そういう想いを毎年上級生から受け継いできました。これらが結集して、当日の演舞があります。それが見る人を感動させるのだと思います。
現在、非認知能力の育成が大切だと言われています。意欲、協調性、やり抜く力。ダイナミック琉球の取り組みはまさにそれらを育む大きな力があります。何より保護者や地域のみなさまからの称賛が生徒たちの達成感や自己肯定感を一層高めることとなっています。
ダイナミック琉球への取り組みには、本気でやっているからこそ必ず、意見のぶつかり合いや、もめごともあります。それを解決しながら進むのも取り組みの大きな意義のひとつになっています。それは人と人が、意見をぶつけ合いながら、よりよいものを作っていくという社会に出てからも必要で大切な力を育む一助を担っているからです。多くは生徒たち自身が話し合い、解決していきましたが、生徒たち同士でうまくいかないときは、先生がサポートしていました。
ダイナミック琉球の取り組みは、先生にとっても大変な労力が必要になりますが、先生としての成長の機会にもなっています。亀井中の先生は生徒に寄り添い、同じように汗をかいて、支えてきました。そしてさらに、ここに保護者や地域のみなさまのご理解とご協力がありました。生徒、教師、保護者や地域のみなさま、これらがあいまって体育大会は素晴らしいものとなります。本年度の体育大会はいかがだったでしょうか、ご意見やご感想等ありましたら、お伝えください、これからの体育大会に生かしていきたいと思います。
最期に、日頃からの保護者のみなさまのご協力に心から感謝します。本当にありがとうございました。
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