教育・保育研究
令和5・6年度 教育・保育研究「わくわく楽しいこども園」~夢中になる遊び環境をめざして~
子どもが豊かな経験や学びを得るためには環境構成が大切であり、環境を構成する際に保育者は様々なことを考える必要があります。
子どもの周りには様々な物や自然、人などの環境があるため、まず、保育者は、子どもたちがそれらの環境にどのように関わりどのような学びを得ているのかを把握する必要があります。
そして、保育のねらいを達成するためには、何をどのように保育環境として位置づけ、何にどのように出会わせるかといったように、保育者が意図をもって環境を構成し、その環境構成がどのような育ちにつながったかを検証する必要があります。
令和5・6年度は、環境を「人」「物」「時間」「空間」「自然」の5つの柱で考え、それぞれの環境にどのような教育的価値があり、どのように環境を構成することが豊かな「環境」になるのかということについて探求していくことにします。
令和6年度
今年度は、令和5年度に焦点を当てていた「物(手作り玩具、既成の玩具、素材など)」「自然(季節、自然物、自然を使った遊びなど)」に、新しく「人(保育者、子ども同士、異年齢の関わり、地域の人など)」を加えて、下の【保育の中で大切にする視点】で保育を考え、保育観察をし、討議を深めながら研究を進めます。
保育の中で大切にする視点
- 物について
- 子ども
- どのような玩具や素材を通して、何を楽しみ何を学んでいるか
- 保育者
- 子どもの発達や興味・関心に合わせて、どのような特性の玩具や素材を準備するか
- 自然について
- 子ども
- 自然とかかわる中で、何を感じ何を学んでいるか
- 保育者
- 自然を大切に、どのように生かしどのような経験や学びの場をつくり出すか
- 人について
- 子ども
- 人にどのように興味をもち、人とかかわる中で何を学んでいるのか
- 保育者
- 人とのつながりをどのように生かし、どのような経験や学びの場をつくり出すか
令和5年度
今年度は、「物(手づくり玩具、既成の玩具、素材など)」と「自然(季節、自然物、自然を使った遊びなど)」について、下の【保育の中で大切にする視点】で保育を考え、保育観察をし、討議を深めながら研究を進めます。
保育の中で大切にする視点
- 物について
- 子ども
- どのような玩具や素材を通して、何を楽しみ何を学んでいるか
- 保育者
- 子どもの発達や興味・関心に合わせて、どのような特性の玩具や素材を準備するか
- 自然について
- 子ども
- 自然とかかわる中で、何を感じ何を学んでいるか
- 保育者
-
自然を大切に、どのように生かしどのような経験や学びの場をつくり出すか
令和3・4年度 幼児教育「研究未来につながれ!わかばのポケット」~夢があふれるこども園~
子どもたちにどのような力を育てたいのか、それを支える保育者にはどのような資質・能力が必要なのかということを研究し、未来につながる子どもたちの力や保育者の資質・能力をポケットに詰め込むというイメージで研究のテーマを設定し、取り組んでいます。
この2年間の研究は 大阪総合保育大学 教授 瀧川 光治 さん にご指導をいただいております
1年目の研究成果
各学年の子どもの姿を通して発達に応じた遊びを存分に楽しむことが子どもの学びや育ちにつながることを改めて実感しました。また、遊びの中で子どもたちが学び育つには、保育者の援助や遊び環境の構成が大切だと気づきました。
また、保育者が日々の保育に対する互いの思いや考えを知ったり、子どもの見取りを共有したり、一緒に考えアイデアを出し合ったりしながら、他の保育者の実践から学び、一緒に考えることの楽しさを感じることで同僚性が高められました。同僚性の向上は、園全体の保育の質の向上にもつながっていきます。
2年目の研究について
一人ひとりの姿をまずは、「~ができない」ではなく「〇〇という気持ちの表れである」と肯定的に捉え、そこからどのような環境を構成しどのような援助を行えば子どもたちが安心して遊びに向かい、遊びの中で興味・関心を追及していくことができるのかということについて考えていくことにしました。
その際に、以下の3つの視点で保育観察をし討議を深めながら、どのような保育者の援助や環境構成がどのような未来につながる資質・能力の育成につながったのかを明らかにし、その研究成果をわかばのポケットへ蓄積していきます。
【大切にする3つの視点】
- [保育者]肯定的な見取りからどのようにアプローチするか
- [子ども]安心・安全な環境の中ではどのような姿が見られるか
[保育者]安心感の輪を広げるにはどのような環境や援助が必要か - [子ども]何にトキメキ、何をヒラメいたか
[保育者]どのようにトキメキをつくり出し、どのようにトキメキを支えヒラメキへ導いたか
研究実践
【公開:園内保育研究会・事例研究会】
市内の前就学全施設に園内保育研究会・事例研究会を公開し、参加してくださった他園の先生と一緒に討議を深めています。
4・5歳児園内研究会 5月23日(月曜)
当日の子どもの姿や討議の内容です
1・3歳児園内研究会 6/30(木曜)
当日の子どもの姿や討議の内容です
0・2歳児園内研究会 9/26(月曜)
当日の子どもの姿や討議の内容です
4・5歳児事例研究会 7/19(火曜)
1・3歳児事例研究会 8/9(火曜)
0・2歳児事例研究会 11/10(木曜)
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このページに関するお問い合わせ
こども若者部 東山本わかばこども園
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