予防救急(高齢者編)

ページID1001977  更新日 令和7年1月30日

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はじめよう!!「予防救急(高齢者編)」

日常生活の中でケガをしそうになって「ヒヤッ」とした経験はありませんか?
ケガや病気の中には、少しの注意や心がけで防げるものがあります。
また、危険を事前に知り対策を見つけることが重要になります。

家庭内に潜む危険! 高齢者は要注意!

転倒・転落事故

高齢者のケガで1番多いのが、住み慣れたはずの家庭内において、滑りやすい廊下での転倒や階段等の段差での転落です。

予防方法

部屋を整理整頓するとともに、段差には手すりや滑り止めを設置し、滑りにくい履物を選び、夜間は足元を明るくする。

イラスト:転倒(つまづく)

イラスト:転倒(倒れる)

入浴中の事故

入浴は持病がある高齢者の身体に大きな負担をかけます。特に注意したいのが外気の冷え込む(冬)季節の入浴です。
気温と湯温との温度差が大きくなると、血圧値が上下し、急に意識を失ったり、心疾患や脳血管障害などが起こる場合があり、死に至ることもあります。

予防方法

脱衣所と浴室の温度差に注意するとともに、湯温は熱すぎないようにし、飲酒後の入浴は避け、高齢者の入浴中は家族の方が声をかけましょう。

イラスト:入浴中

食事中の窒息・誤嚥

加齢と共に食物を咀嚼(そしゃく)する力や嚥下(えんげ)機能が低下するため食事中に喉に物が詰まるといった窒息や誤嚥(ごえん)が発生しやすくなります。
特に餅やこんにゃく、刺身等は注意が必要です。

予防方法

食材を細かく切り、飲み込みやすくするとともに、硬い物や噛みきれない食材は避け、ゆっくり良く噛んで食べ、飲み物を傍に置いておく。

  • ※咀嚼とは、食物を噛みきり飲み込むことをいう。
  • ※嚥下とは、口の中の食物を胃の中へ送り込むことをいう。
  • ※誤嚥とは、食物などが、何らかの理由で誤って、気管等に入ってしまった状態をいう。

写真:お茶で一服

熱中症にならないために!!

  • 室温をこまめにチェックしエアコンや扇風機等を活用する。(高齢者は暑さを感じにくく、我慢しがち。)
  • のどの渇きがなくても水分補給をする。(高齢者はのどの渇きを感じにくい。)
  • 調子が悪いと感じたら家族などに傍にいてもらう。

イラスト:熱中症

こんな時は迷わず救急車を!!

脳卒中

イラスト:脳卒中


  • 体の左右どちらかが動かせない、力が入らない
  • ろれつが回らない、言葉が出てこない
  • 片方の目が見えない、視野が半分欠ける
  • 足元がふらつく、立てなくなって倒れる
  • 経験した事のない頭痛

心筋梗塞

イラスト:心筋梗塞


  • 安静、運動時に関係なく突然、激しい胸の痛みが起こる
  • 持続性の胸痛と共に不安感、動悸、息切れ、冷や汗、めまいを伴う

イラスト:やっぱし八尾 こころが咲くもん


笑顔で暮らせる毎日がいつまでも続くように、予防救急について考えてみませんか。

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