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平成30年10月号

[2017年12月28日]

ID:45438

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「ちがい」を豊かさに~多文化共生をめざして~

国際的な教室環境

 本市には昔から韓国・朝鮮出身の人たちがたくさん暮らしており、近年は中国やベトナムなどから帰国・来日してきた人たちも増えています。

 平成30年度に市立幼稚園、小・中学校に在籍する外国籍の園児・児童生徒数は503人で、日本国籍で外国にルーツのある園児・児童生徒を含めるとさらに多くなります。また、毎年十数人の子どもたちが外国から転入しており、全体でみると、子どもたちのルーツは10カ国以上となっています。

 このように、学校園では多様な言語や背景を持った子どもたちが、共に学んでいます。

学校園における活動

 子どもたちは学校園で、さまざまな国や地域の文化にふれる活動をしています。言葉を学んだり、料理を作って食べたり、遊んだりする中で、日本の文化と同じところや似ているところを見つけたり、違いを楽しんだりしています。また、さまざまな国や地域の人々に親しみを感じ、違いを豊かなことだととらえてもらえるよう、外国にルーツのある人から話を聞いたり、コリアタウンなどでフィールドワークを行ったりしています。

 市内の学校では28の民族クラブが活動しています。そこでは、外国の文化や言葉などを学ぶ活動をしており、外国にルーツのある子どもたちのアイデンティティを育はぐくむ大切な場となっています。毎年11月に開催される民族文化フェスティバル「ウリカラゲモイム」では、歌や踊り、楽器演奏などを披露しています。

多文化共生をめざして

 学校園は、子どもたちが安心して過ごすことのできる場、また、ありのままの自分でいることのできる場でなくてはなりません。本市では、今後も互いの違いを認め合い、外国にルーツのある子どもたちとそのほかの子どもたちが共に生きていくことができる多文化共生社会を築くための取り組みを進めていきます。

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