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子宮頸がんワクチン(HPV)の接種勧奨再開及びキャッチアップ接種について

[2024年10月2日]

ID:22491

子宮頸がんワクチンの予防接種について

 子宮頸がんワクチンは、平成25年4月1日に定期接種となりましたが、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が接種後にみられたことから、同年6月より積極的な勧奨を差し控えておりました。
 その後、国において積極的勧奨の再開に向けて審議され、子宮頸がんワクチンの安全性について、特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められたため、積極的勧奨を再開することとなりました。
 
なお、「積極的な勧奨の差し控え」により接種機会を逃した平成9年4月2日以降に生まれた女子の方を対象に、令和7年3月末を期限に無料で接種できるキャッチアップ接種が実施されています。
 また、キャッチアップ接種の対象者のうち、「積極的な勧奨の差し控え」中に定期接種期間を過ぎた後、自己負担で子宮頸がんワクチン(2価及び4価)を接種された方に対しての接種費用の助成(償還払い)については、こちらをご覧ください。(別ウインドウで開く)

 
 接種を希望される方は、厚生労働省「子宮頸がんワクチン」を参照し、ワクチン接種の有効性及び安全性等について、十分理解していただいた上で接種してください。
 ※すべてのワクチンの接種には、期待される効果と副反応のリスクがあります。

 定期接種の高校1年生相当の方およびキャッチアップ接種の方は、令和7年3月31日までに接種しないと公費(無料)の期間が終了します。3回接種を完了するには、標準的な接種方法では6か月を要することとされていますが、令和6年10月以降に接種を開始する場合で標準的な接種方法が取れない場合でも接種をすることができます。(詳細は「接種スケジュール」をご参照ください。)

 接種を希望する方は、医師と接種スケジュールについて相談し、早めに接種を進めてください。※令和7年3月末までに3回の接種が完了できない場合でも、令和7年3月末までに接種した分(例えば1回目、2回目分まで)は、定期接種として無料で受けることができます。 

9価HPVワクチンの定期接種化について

子宮頸がんワクチンの定期接種について予防接種実施規則の一部が改正され、令和5年4月1日から9価HPVワクチンが使用可能となります。
2価あるいは4価のHPVワクチンを用いて、1回または2回接種した方は、原則、同一ワクチンで接種をしてください。交互接種における安全性と免疫原性のデータが限定されています。
しかし、適切な情報提供に基づき、医師と被接種者等がよく相談した上で、9価ワクチンを接種しても差し支えがないともされています。

詳しい9価HPVワクチン情報について
厚生労働省「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」(別ウインドウで開く)

子宮頸がんの概要と予防について

〇子宮頸がんは、日本で毎年、約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約2,800人の女性が亡くなっています。20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、毎年、約1,200人います。
〇発癌性のヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染で起こる子宮頸がんは、20歳代から増加しています。
〇子宮頸がんワクチンを接種することで、患者の約6割から見つかるHPV16型・18型の感染を予防できると言われています。そのことにより、子宮けいがんの原因の50~70%を防ぎます
〇子宮頚がんワクチンは、子宮頸がんの原因となるすべてのヒトパピローマウイルスに予防効果があるわけではないため、ワクチン接種をした方も20歳になったら、2年に1度の子宮頸がん検診をお勧めします。

予防接種の副反応とは

〇多くの方に、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。筋肉注射で行うため、痛みが強いと感じる方もいます。
〇ワクチンの接種を受けた後に、まれですが、重い症状が起こることがあります。また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動といった多様な症状が報告されています。
〇ワクチンが原因となったものかどうかわからないものをふくめて、接種後に重篤な症状として報告があったのは、ワクチンを受けた1万人あたり5人です。
〇ワクチンを合計3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れたら、それ以降の接種をやめることができます。

「感染症・予防接種相談窓口」では、子宮頸がんワクチンについての相談にお答えします。
電話番号03-5656-8246
受付時間:平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)

接種対象年齢

接種日に八尾市に住民票のある方で、以下の条件のいずれかに該当する方

(1) 定期予防接種の対象者
  小学6年生から高校1年生相当の女子

(2) キャッチアップ接種の対象者 
  平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれの女性
      ➡厚生労働省「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~」(別ウインドウで開く)

対象期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日まで
※令和7年3月31日までは、定期予防接種である高校1年生の期間を過ぎても、順次、キャッチアップ接種の対象者になります。


接種スケジュール

子宮頸がん予防となるHPVを防ぐことができる定期予防接種に使用されるワクチンは、3種類になりました。
原則、同じワクチンで接種してください。
妊娠中もしくは、妊娠している可能性がある場合は、原則、接種できません。
シルガード9については、接種開始年齢により、接種回数が変わります。

〇サーバリックス(2価)
【標準的な接種方法】
 1回目接種 ⇒ 1か月あけて2回目接種 ⇒ 1回目から6か月あけて3回目接種
【標準的な接種間隔での接種ができない場合】
 1回目接種 ⇒ 1か月あけて2回目接種 ⇒ 1回目から5か月以上かつ、2回目から2か月半以上あけて接種   

〇ガーダシル(4価)
【標準的な接種方法】
 1回目接種 ⇒ 2か月あけて2回目接種 ⇒ 1回目から6か月あけて3回目接種
【標準的な接種間隔での接種ができない場合】
 1回目接種 ⇒ 1か月あけて2回目接種 ⇒ 2回目から3か月以上あけて3回目接種

〇シルガード9(9価)
14歳までに接種開始した場合(2回接種)
【標準的な接種方法】
1回目接種 ⇒ 6か月あけて2回目接種 
【標準的な接種間隔での接種ができない場合】
1回目接種 ⇒ 5か月あけて2回目接種(2回目を5か月未満で接種した場合、3回目の接種が必要です。)

15歳以上で接種開始した場合(3回接種)
【標準的な接種方法】
1回目接種 ⇒ 2か月あけて2回目接種 ⇒ 1回目から6か月あけて3回目接種
【標準的な接種間隔での接種ができない場合】
1回目接種 ⇒ 1か月あけて2回目接種 ⇒ 2回目から3か月以上あけて3回目接種


接種方法

接種の際には、必ず母子健康手帳、健康保険証などを持参してください。
予防接種予診票は、市内の委託医療機関にあります。
八尾市各種予防接種委託医療機関(別ウインドウで開く)に予約の上、接種してください。
子宮頸がん予防ワクチンは、筋肉注射であり、接種時の痛みや不安の強い可能性があるため、保護者同伴で接種してください。
接種者が13歳以上16歳未満で、やむを得ず保護者が同伴出来ない場合は、事前に保護者が、予防接種について十分に理解のもと、同意書と予診票に署名することにより、保護者の同伴なく接種することが可能です。
事前に用紙を希望される場合は、八尾市保健センターまでご連絡ください。

接種時の留意事項

〇注射針を刺した直後から、強い痛みやしびれを感じた場合はすぐに医師にお伝えください。
〇痛みや緊張等によって接種直後に一時的に失神や立ちくらみ等が生じることがあります。接種後30分程度は安静にしてください。
〇接種を受けた日は、はげしい運動は控えましょう。
〇接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を行った医療機関などの医師にご相談ください。
HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関をお住まいの都道府県ごとに設置しています。
協力医療機関の受診は、接種を行った医師又はかかりつけの医師にご相談ください。
大阪府ホームページ「ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)ワクチン(子宮頸がんワクチン)の接種について」参照(別ウインドウで開く)

〇ワクチンを合計3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は、2回目以降の接種をやめることが出来ますので、接種を行った医師又はかかりつけの医師にご相談ください。

子宮がん検診について

個別検診(委託医療機関)又は集団検診(保健センター等)で受診ができます。

詳しくは、八尾市ホームぺージ「子宮がん検診を受けましょう!」(別ウインドウで開く)ご参照ください。

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