介護給付適正化の取り組みについて

ページID1021363  更新日 令和7年12月20日

印刷大きな文字で印刷

介護給付適正化とは・・・

 介護給付適正化とは、「介護給付を必要とする被保険者を適切に認定したうえで、被保険者が真に必要とするサービスを、事業所が適切に提供するよう促すこと」です。適切なサービスの確保と、その結果としての費用の効率化を図り、介護保険制度への信頼を高め、持続可能な介護保険制度の構築のため、様々な取り組みを行っております。

適正化の主な取り組み

  • 要介護認定の適正化
  • ケアプラン等の点検
  • 医療情報との突合・縦覧点検

有料老人ホーム等に対する給付適正化の取り組み

 大阪府における有料老人ホーム及びサービス付き高齢者向け住宅(「有料老人ホーム等」と言います。)の数は全国1位であり、八尾市においても、高齢者人口に対する有料老人ホーム等の高齢者向け住宅の充足率は「住生活基本計画(全国計画)」の目標値を大幅に超え、非常に高い状況となっております。また、入居者の訪問系サービス(訪問介護、訪問看護、居宅療養管理指導)の利用率が高く、これらの給付費の伸びが大きくなっており、一部の有料老人ホーム等においては「入所者へのサービスの囲い込み」「過剰サービスの実態」などの課題があり、介護給付適正化に向けた取り組みが急務となっております。

給付適正化プロジェクトチームの発足

 上記の状況を踏まえ、本市では令和7年10月に「給付適正化プロジェクトチーム」を発足しました。プロジェクトチームでは庁内関係課と連携を図り、真に高齢者のための介護サービスが安心して受けられる環境の整備に取り組んでまいります。

有料老人ホームに対する運営指導等について

 有料老人ホーム等に対して適正な運営を心掛けていただけるよう「八尾市有料老人ホーム設置運営指導指針」を施行するとともに、外部委託を含めた指導体制を強化し、有料老人ホーム等に対する定期的な立入調査、有料老人ホーム等に併設する介護事業所への運営指導等を実施しております。

適正化のための通報ダイヤル

 有料老人ホーム等に対する介護サービスの質の向上、介護給付費の適正化を強化する取り組みの一つとして、不適切サービスや不正行為に関する通報ダイヤルを令和8年1月から設置します。利用者やその家族、事業関係者からの情報をお寄せください。通報者が特定されないよう配慮します。

電話番号:072-943-0824(平日9時から16時まで(年末年始を除く。))

 

有料老人ホーム等による「不適切な対応」の一例

 介護保険サービスを利用する入居者について、特定事業所のサービス提供に限定・誘導することや、利用者の意思や状態に十分配慮せず事業者の都合を優先したサービス提供を行ったり、希望する介護保険サービスの利用を妨げることはあってはなりません。

 例えば、こんなことありませんか?

不適切事例1

不適切事例3

不適切事例2

資料出展:株式会社日本総合研究所(令和3年度厚生労働省老人保健健康増進等事業「サービス付き高齢者向け住宅等における適正なケアプラン作成に向けた調査研究」事務局・編集)

 

 上記以外にも不適切事例が掲載されている資料を下記に添付しておりますので、ご覧ください。

PDFファイル閲覧ソフト「Acrobat Reader」はアドビシステムズ社(新しいウィンドウ)からダウンロードできます。

ご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 高齢介護課
〒581-0003大阪府八尾市本町1-1-1
電話番号:072-924-9360 ファクス番号:072-924-1005
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。