乳がん検診を受けましょう

ページID1019092  更新日 令和7年9月19日

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がんは早期発見により「90%以上」が治ります。がん検診を受けましょう

乳がんとは?

乳がんは女性に一番多いがんで、40~50歳代をピークに発症や死亡が増加しており、日本人女性の約9人に1人が生涯で乳がんにかかる危険があります。

折れ線グラフ:年齢階級別乳がん罹患率(2021年)・死亡率(2023年)

乳がんは早期の場合ほとんど自覚症状がありません。検診で早期に発見して治療することで、乳がんで亡くなることを防ぐことができます。検診は自覚症状がないうちに受けることが大事です。

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症状がある場合はすみやかに医療機関へ

がん検診は症状が出ないうちに、受けることに意義があります。
しこり、乳房のひきつれ、乳首からの血性の液がでる、乳首の湿疹やただれなどの気になる自覚症状がある場合は、検診ではなく、すみやかに医療機関を受診しましょう。

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八尾市の乳がん検診

イラスト:八尾市の乳がん検診 対象 40歳以上で八尾市民の女性 受診間隔 2年に1回 費用 無料 内容 マンモグラフィ検査

マンモグラフィは、乳房を片方ずつプラスチックの板で挟んで撮影することで、小さいしこりや石灰化を見つける乳房専用のエックス線検査です。
挟む時間は数十秒ほどですが、痛みを感じることがあります。月経前1週間は避けて受診すると、痛みが比較的少ないと言われています。

結果が「要精密検査」の場合は必ず精密検査を受けてください。
結果が「異常を認めず」の場合は、乳がん検診を2年に1回継続して受診することが大切です。

受診対象外となる方

  • ペースメーカー使用中の方、CVポートが入っている方
  • 豊胸手術を受けたことがある方
  • 授乳中の方、断乳後6か月を経過していない方、
  • VPシャント術(脳室内と腹腔内にかけてチューブ挿入術)を受けたことがある方
  • 前年度以降に乳がん検診を受診された方
  • 「持続血糖測定器」及び「インスリンポンプ」を装着されている方
    エックス線の影響により機器の故障の恐れがあるため、乳がん検診を受診できない可能性があります。

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乳がん検診無料クーポン券について

乳がん検診無料クーポン券はクーポン対象の方のみに送付しております。
クーポン券がなくても、対象年齢の方で前年度受診されていなければ受診できます。

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乳がん検診の受診方法

下記の個別検診(委託医療機関)または集団検診(保健センター等)からお選びください。

(1)個別検診

イラスト:おすすめです!

委託医療機関で無料で乳がん検診を受診することができます。
直接下記委託医療機関に電話し「八尾市の無料の乳がん検診を申し込みたい」とお伝えください。

乳がん検診が受診できる委託医療機関

表:委託医療機関一覧

※1 大阪がん循環器予防センターでのご予約は健康推進課(保健センター)までお電話ください。
 大阪がん循環器予防センターへのお申し込みは電子申請システムでも可能です。

(2)集団検診

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ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)

ブレスト・アウェアネスは、「乳房を意識する生活習慣」のことです。
日頃から、自分の乳房の状態を知り、変化がないかチェックし、気になる変化に気づいたときには、すぐに乳腺外来のある医療機関を受診することで、乳がんの早期発見・早期治療につなげることができます。
具体的には、日ごろの生活の中で次の4つを行いましょう。

ブレスト・アウェアネス 4つのステップ

イラスト:ご自分の乳房の状態を知る、乳房の変化に気を付ける

ご自分の乳房の状態を知る

普段の乳房と変わりがないか、入浴やシャワーの時、着替えの時、ちょっとした機会に自分の乳房を見て、触って、感じてみましょう。

乳房セルフチェック

1見る 上半身裸の状態で、鏡の前で両方の乳房の形や皮膚の状態をみる。 乳頭周りを抑えて分泌物が出てこないかをみる。

2触れる 4本指をそろえて指の腹で10円玉大の「の」の字を書くように乳房全体をゆっくり触れる。 入浴時に、腕を上げ、しこりのようなものが触れないかを調べる。仰向けに寝て腕を上げ、乳房の内側、外側、脇の下を触れる

乳房の変化に気を付ける

普段の自分の乳房の状態を知ることで、初めて変化に気が付けます。
しこりを探す(自己触診)という行為や意識は必要ありません。「いつもと変わりがないかな」という気持ちで取り組みましょう。
変化として注意するポイントは

  • 乳房のしこり
  • 乳房の皮膚のくぼみや引きつれ
  • 乳頭からの分泌物
  • 乳頭や乳輪のびらん

変化に気づいたらすぐ医療機関を受診する

イラスト:病院

乳房の変化(しこり、皮膚のくぼみや血性の乳頭分泌など)が、すべて乳がんの症状ではありません。しかし、お気づきになった乳房の変化が乳がんの早期の症状の可能性があります。なるべく早く、医療機関へ受診してください。

40歳になったら、2年に1回乳がん検診を受診する

イラスト

40歳以上の女性は、2年に1回、定期的に検診を受けましょう。
また、「要精密検査」という結果を受け取った場合には必ず精密検査を受けましょう。

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乳がん検診の精密検査について

乳がん検診の結果が「精密検査を受けてください」と判定されたら、必ず乳腺外科のある医療機関を受診してください。
乳がんは、早期であれば症状が出ないことがよくあるため、「次回の検診まで待とう」、「症状がないから大丈夫」などと自己判断せず、必ず精密検査を受けてください。

精密検査の内容

一般的な精密検査は、マンモグラフィの追加撮影、超音波検査、細胞診、組織診など、これらを組み合わせて行います。

  • マンモグラフィ:必要に応じて、検診で行われたマンモグラフィに追加して特殊な撮影方法を行うことがあります。
  • 超音波検査:超音波を使用して、疑わしい部位を含め詳しく観察します。
  • 針生検下の細胞診や組織診など:必要に応じて疑わしい部位に針を刺して、細胞や組織を採取し、悪性かどうか判断します。

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乳がん検診Q&A

Q.どのような検査ですか?
A.マンモグラフィです。マンモグラフィは乳がんを診断する検査の一つで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。乳腺をしっかり撮影できるように、乳房をはさみながら圧迫して撮影します。

Q.乳がん検診の時に超音波を追加できますか?
A.乳がん検診の最大の目的は乳がんによって亡くなる人を減らす(死亡率減少効果)ことで、科学的に認められている検査はマンモグラフィです。超音波検査は、八尾市の乳がん検診の検査内容に含まれていません。そのため、集団健診では追加できません。ただ、委託医療機関にて、実費(10割負担)で追加可能な場合があります。詳細は、委託医療機関へお問い合わせください。

Q.先月、授乳が終わりました。市の乳がん検診は受診できますか?
A.授乳が終わって6か月以内はマンモグラフィが受診できません。授乳中は、乳腺が発達しているため、マンモグラフィで正確な診断が難しく、病変を見つけにくくなります。そのため、断乳後6か月を目安に、乳腺が元の状態に戻ってから、検査を受けることが推奨されています。

Q.乳がん検診を受けるのに、おすすめの時期はありますか?
A.乳がんの検査では、マンモグラフィで乳房を圧迫して撮影する必要があるので、乳房に張りがあると痛みを感じることが多いです。そのため、乳房の張りが強い月経前は避けて、月経後10日間の乳房に張りが少ない時に受診することをおすすめします。

イラスト:健診結果が「異常を認めず」となった場合は、2年に1回の定期的な乳がん検診を受けましょう。

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康推進課
〒581-0833大阪府八尾市旭ケ丘5-85-16
電話番号:072-993-8600 ファクス番号:072-996-1598
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