肺がん検診を受けましょう
肺がんとは?
肺がんは40歳代後半から増加し高齢になるほど罹患率が高くなります。
肺がんは早期の場合はほとんど自覚症状がありません。検診で早期に発見して治療することで、肺がんで亡くなることを防ぐことができます。検診は自覚症状がないうちに受けることが大事です。
喫煙は肺がんの危険因子の1つです。喫煙者は非喫煙者と比べて男性で4.4倍、女性では2.8倍肺がんになりやすく、喫煙を始めた年齢が若く、喫煙量が多いほど肺がんになる危険性が高くなります。受動喫煙(周囲に流れるたばこの煙を吸うこと)も肺がんになる危険性を2~3割程度高めるといわれています。ただし喫煙していない人や受動喫煙の影響を受けていない人でも肺がんになることもあります。
肺がんを予防するためには、たばこを吸っている人は禁煙し、吸わない人はたばこの煙を避けて生活しましょう。禁煙を始めてから10年後には、禁煙しなかった場合と比べて肺がんのリスクを約半分に減らせることが分かっています。
症状がある場合はすみやかに医療機関へ
がん検診は症状が出ないうちに、受けることに意義があります。
長引く咳や痰・血痰、また風邪症状が続くなどが肺がんの初期症状です。ただし、初期では症状が出ないことが多いです。
症状がある場合は、すみやかに医療機関を受診しましょう。
八尾市の肺がん検診
【以下に該当する場合は受診できません】
- 血痰のある方(すみやかに医療機関を受診してください。)
- 肺がんで治療中または経過観察中の方
- 妊娠中の方
- 「持続血糖測定器」及び「インスリンポンプ」を装着されている方
エックス線の影響により機器の故障の恐れがあるため、肺がん検診を受診できない可能性があります。
胸部エックス線検査はレントゲン検査ともいいます。背部から胸部にかけてエックス線を照射し、撮影された画像から肺などの臓器の異常を調べる検査です。胸部全体を写すため、大きく息を吸い込んでしばらく止めて撮影します。
肺がん検診を受診することによって、早期に肺がんが発見され、肺がんで死亡する確率が減少することが明らかになっています。
結果が「要精密検査」の場合は必ず精密検査を受けてください。
結果が「異常を認めず」の場合は、肺がん検診を1年に1回継続して受診することが大切です。
肺がん検診の受診方法
下記の個別検診(委託医療機関)又は集団検診(保健センター等)からお選びください。
(1)個別検診
委託医療機関で無料で肺がん検診を受診することができます。
直接下記委託医療機関に電話し「八尾市の無料の検診を申込みたい」とお伝えください。
肺がん検診委託医療機関
(2)集団検診
肺がん検診の精密検査について
肺がん検診の結果が要精密検査となった場合は、必ず呼吸器専門医療機関でCTや気管支鏡検査(細くて柔らかい管を口や鼻から挿入し、気管支や肺の状態を観察したり細胞を採る検査)を受けてください。なお、精密検査として喀痰細胞診の再検査は行わないでください。再検査で陰性となってもがんがないとは判断できません。
肺がん検診Q&A
Q.肺がん検診で胸部エックス線写真を撮る際の放射線被ばくが心配です。
A.エックス線撮影機器自体が飛躍的に改善され、今では胸部エックス線写真の撮影時に受ける被ばく量はきわめて少なく、人体への影響を及ぼすほどではありません。
Q.たばこを吸っていないので、肺がん検診を受けなくていいですか?
A.肺がんには、喫煙の影響がそれほど大きくないタイプ(肺腺がんなど)があるため、たばこを吸わない人でも肺がんになる可能性はあります。たばこを吸わなくても肺がん検診を1年に1回受けることが大切です。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 健康推進課
〒581-0833大阪府八尾市旭ケ丘5-85-16
電話番号:072-993-8600 ファクス番号:072-996-1598
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