麻しん(はしか)の発生について(注意喚起)
令和7年3月22日(土曜日)に八尾市内で麻しん(はしか)陽性者が1名確認されました。八尾市保健所で当該患者の疫学調査を行ったところ、周囲へ感染させる可能性のある時期に次の施設を利用しており、不特定の方と接触している可能性があることが判明しましたので、次のとおり広く注意喚起をするものです。
患者の概要
- 年齢:30代・男性
- ワクチン歴:あり(1回)
- 渡航歴:あり
- 主な症状:発熱、咳、コプリック斑、発疹、肺炎
- 発生届出年月日:令和7年3月21日(金曜日)(検査確定:令和7年3月22日)
- 発症日:令和7年3月16日
感染性のある期間に患者が利用、不特定の方と接触した可能性のある日時及び施設等
日付
|
滞在時間(目安) | 施 設 等 |
---|---|---|
令和7年3月21日(金曜日) | 12時00分から13時00分まで |
八尾市立病院 1階および2階 |
- 上記の日時に施設を利用された方で、4月11日(金曜日)までに発熱・発疹等、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、医療機関の指示に従い速やかに受診してください。また、周囲へ感染を拡げないようマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けてください。
- 麻しんの潜伏期間は約10日から12日(最大21日間)で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21日間)注意が必要です。
- 本事例に係わる当該患者の受診医療機関などにおける接触者については、保健所及び医療機関において対象者の健康観察を実施しています。
- 麻しんウイルスの空気中での生存期間は、2時間以下とされています。現時点において麻しん患者が利用した施設等を利用されても感染の心配はありません。
- 施設への直接のお問い合わせはお控えください。また、感染症法の趣旨に則り、個人情報保護の観点から患者やその家族・関係者等が特定されないよう、また、施設に対する風評被害がないよう特段のご配慮をお願いいたします。
八尾市民の皆様へ
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麻しんに感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪の様な症状が現れます。2日から3日間ほど熱が続いたあと、39℃以上の高熱と発疹が出現すると言われています。
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感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強いと言われています。
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発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹出現後4日目から5日目くらいまでと言われています。
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麻しんは予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる最も有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。
医療機関の皆様へ
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発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、麻しんの予防接種歴や海外渡航歴の確認等、麻しんの発生を意識した診療を行うとともに、臨床症状等から麻しんと診断した場合には、速やかに保健所に発生届の提出をお願いします。
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患者(疑い含む)は個室管理を行う等、麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策の実施についても合わせてお願いいたします。
参考:令和7年の麻しん発生数
- 八尾市内:1例(本事例含む)
- 大阪府内:5例(本事例含む)
- 全国:22例(1月1日から3月9日までの発生数)
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健康福祉部 保健予防課
〒581-0006大阪府八尾市清水町1-2-5
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