子どもが動くと、地域が動く。畑から避難所へ。命をつなぐ一歩
「育てて届ける」新しい防災の形 児童の気づきから生まれた新しい地域連携の形
子どもたちの問いから始まった、新しい学び
防災学習の一環として、安中小学校の児童たちは「避難所で本当に必要なものは何か」を自分たちで調査しました。
そこで浮かび上がったのは、意外にも「野菜が食べたい」という声の多さ。
しかし、実際の避難所には野菜が届きにくいという現実も知ります。
「必要なのに届かないものがある」このギャップに、子どもたちは強い疑問を抱きました。
その気づきが、学びを行動へと変えていきます。
「だったら、私たちが育ててみよう!」
使われていなかった学級園や花壇を見つめ直し、
児童たちは「育てる備蓄」という新しいアイデアを生み出しました。
たねまきから収穫までを自分たちの手で行う“栽培型備蓄”プロジェクトがスタート。
防災の学びが、日常の中で息づく実践へと変わっていきました。



地域へつながる収穫の喜び
ついにハクサイの収穫の日。
切り口がオレンジ色に輝く立派なハクサイが、なんと25株も育ちました。
自分たちの手で育てた野菜を、学校近くの2箇所のこども食堂へ届けました。
“育てる”だけで終わらない。
“届ける”ことで、地域とのつながりが確かなものになりました。




教室では学べない力が育つ場所
この備蓄野菜の栽培を通して児童たちは、
•思いやり
•協力
•責任感
•社会とつながる実感
といった、教科書だけでは身につかない力を育んでいます。
これからも続く、命を守る学びの循環
安中小学校では、非常時に備えるだけでなく、
「日常の中で命を守る力を育てる」学びをこれからも大切にしていきます。
子どもたちの小さな気づきが、学校を動かし、地域を動かし、
未来の防災の形をつくり始めています。

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