EXPO2025 大阪・関西万博が八尾市立安中小学校に残したもの
校務員の業務記録から見えた、子どもたちの4年間
1.はじめに
校務員として毎日校内を歩き、花壇の土に触れ、子どもたちの声を聞きながら働いていると、
「学校が少しずつ変わっていく瞬間」が、誰よりも早く見えてきます。
大阪・関西万博が掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」。
その理念は、安中小学校の子どもたちの毎日の活動の中に、静かに、しかし確かに根を下ろしていきました。
校務員の業務記録には、花を育て、地域とつながり、学校をより良くしようとする子どもたちの姿が、時系列で丁寧に刻まれています。
その記録をもとに、万博が安中小学校にもたらした“未来への種”を振り返ります。


2.2022年(令和4年)
「人権の花運動」から始まった、安中の小さな変革
児童会が校庭に「人権の花コーナー」を作り、プランターの横に「大切にしてほしい8つの心」を貼りました。
校務員としてその作業を見守りながら、
「子どもたちが自分の手で「人権」を形にしようとしている」
そんな空気を感じたのを覚えています。
この年、学校の花は「飾り」ではなく、子どもたちの思いを託す場所になり始めました。
ここから、安中小学校の「花を通した人権教育」が本格的に動き出しました。


3.2023年(令和5年)
全校で育てたマリーゴールドが、地域へ広がりました
「人権の花いっぱい運動」と名付け、全校児童がたねまきからマリーゴールドを育てました。
毎朝、校務員室の前を通る子どもたちが「芽が出たよ」「水やったよ」と報告してくれます。
育った苗をプランターに植え、さらに啓発チラシと一緒に地域へ配布したとき、
校務員として強く感じたのは、
「学校で育った花が、地域の人の心にも届いている」ということ。
花を運ぶ子どもたちの誇らしげな顔は、今も記録に残っています。
「学校で育った花が、地域の人権意識を育てる」という、安中小学校ならではの循環が生まれました。






4.2024年(令和6年)
子どもたちが「自分たちの活動」として動き出しました
この年は、校務員として特に印象深い一年でした。
○サークル「やってみたい花いっぱい運動」が誕生
○校務分掌にプロジェクトチーム「煌めく安中」が新設
○冬の「安中の花いっぱい運動」
○「安中小学校ごみゼロの日」スタート
○地域交流花壇の整備
○学校の中だけで完結する、小さな地球のような循環型食育モデル
花壇の前で子どもたちが相談し合い、道具を取りに来て、土を触りながら試行錯誤する姿。
「先生に言われたから」ではなく、
「自分たちでやりたいから」という動きに変わっていくのを、毎日そばで感じました。
学校と地域が花でつながる基盤が整いました。








5.2025年(令和7年)
万博イヤーに、子どもたちの学びが一気に花開きました。
万博開催年。活動はさらに広がりました。
○夏と冬の「人権の花いっぱい運動」
○年2回の「ごみゼロの日」
○万博の「育てる整理券」プロジェクト
○4年生とサークルによる備蓄野菜の栽培
校務員として、花壇や畑の管理をしながら見ていたのは、
「子どもたちが自分の手で未来をつくろうとしている姿」でした。
万博の理念が、特別な授業ではなく、
子どもたちの日常の行動として根づいています。
そのことを、現場の目線で強く実感した一年でした。
これらの活動は、万博が掲げる「持続可能性」「いのち」「共生」のテーマを、子どもたち自身の行動として体現したものです。








6.おわりに
校務員の業務記録を読み返すと、そこには「花を育てる」という単純な作業の裏に、
○人権教育
○地域連携
○環境意識
○自主性
○持続可能な社会づくり
といった、万博の理念と響き合う学びが積み重なっていることがわかります。
大阪・関西万博は一過性のイベントではなく、
大阪・関西万博は、安中小学校の子どもたちの心に「未来の種」を残しました。
その種が芽を出し、花を咲かせていく様子を、
これからも校務員として見守り続けたいと思います。
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(小・中学校、義務教育学校) 安中小学校
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