妊娠中の喫煙や受動喫煙が妊婦や子どもに与える影響
母子に与える影響
妊娠中の喫煙や受動喫煙が妊婦や子どもに与える影響
たばこに含まれる有害物質のなかでも、特に「ニコチン」や「一酸化炭素」「活性酸素誘導物質」が母子に悪影響を及ぼします。
図に示したように、妊婦本人の喫煙はもちろん、周りの人の喫煙によってたばこの煙にさらされる受動喫煙も、妊婦や子どもの発育などに悪影響を及ぼすことが知られています。
受動喫煙が子どもに与える影響
子どもの受動喫煙は、気道アレルギーが悪化して、ぜんそくが治りにくくなったり、乳幼児突然死症候群(SIDS)が増えるなどの健康影響が報告されています。中耳炎やむし歯を引き起こす可能性も指摘されています。
子どもとたばこの事故
子どもの誤飲事故の中でたばこは多くを占めています。特に乳児は8か月ごろからハイハイ、9か月ごろからつかまり立ちをはじめることが多く、大人が想像しているより色々なところへ手が届くようになります。たばこ1本の中には小児の致死量の「ニコチン」が含まれていると報告されており、加熱式たばこでもすべての銘柄で、スティック等1本分のたばこ葉には吐き気をもよおす可能性がある量の「ニコチン」が含まれていました。
また加熱式たばこのスティック等の中には、尖った金属片を含む製品もあります。たばこの誤飲事故を防ぐには、家族の禁煙が一番ですが、周囲の大人が以下の点に気をつけることが必要です。
- 家では禁煙を心がけ、子どもの目の前でたばこを吸わないようにしましょう。
- 子どもの手の届く場所にたばこや灰皿などを置かないようにしましょう。
- 飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用することはやめましょう。
もし誤飲したときに、嘔吐や顔が青白くなる、不機嫌などの症状があった場合や症状がなくてもたばこの葉の部分を紙巻たばこで2cm以上、加熱式たばこで1本以上食べたとき、たばこの葉が浸かった液体を飲んだときはすぐ医療機関を受診しましょう。
たばこは水に溶けると高濃度のニコチンが溶け出すので水や牛乳などを飲ませず、吐き出させましょう。
※困ったときは:化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限定し情報提供しています。
- たばこ誤飲事故専用電話:24時間対応 電話072-726-9922(音声による情報提供)
- 大阪中毒110番:24時間対応 電話072-727-2499
- つくば中毒110番:24時間対応 電話029-852-9999
たばこの煙から子どもを守ろう!
子どもは自らの意思で受動喫煙を避けることが困難なことから、社会全体で子どもを受動喫煙から守り、健康で快適な生活の維持を図ることを目的として、「大阪府子どもの喫煙防止条例」が平成30年12月13日に施行されました。子どもの健やかな成長のため、社会全体で受動喫煙の健康への悪影響に理解を深めましょう。
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