新型タバコは健康に影響ないって本当?
たばこには様々な形態があり、世界の各地で用いられています。
火をつけるつけないにかかわらず、「ニコチン」及び「発がん性物質」に曝露されるという点では、下記の「無煙たばこ」「加熱式たばこ」「電子たばこ」「水たばこ」など、すべてのたばこには健康に悪影響を与える可能性があります。
無煙たばこ(かぎたばこ)
他のたばこ製品と同様、使用者への健康リスクを高めるとともに、依存性を生むことが指摘されています。
IARC(国際がん研究機関)は、無煙たばこには30種類近くの発がん性物質が含まれ、ヒトに対する発がん性を示す十分な証拠があると結論付けています。
加熱式たばこ
電子制御機器と組み合わせて、たばこ葉や、その加工品を電気で加熱し、発生する煙(エアロゾル)を喫煙します。
加熱式たばこの煙には、ニコチンや発がん性物質などの有害な物質が含まれています。
加熱式たばこのパッケージの注意文言(健康警告)にも、
「加熱式たばこの煙(蒸気)は、発がん性物質や、依存性のあるニコチンが含まれるなど、あなたの健康への悪影響が否定できません。」
「加熱式たばこの煙(蒸気)は、周りの人の健康への悪影響が否定できません。健康増進法で禁じられている場所では喫煙できません。」と記載されています。
しかし、加熱式たばこは販売されてから間がなく、研究が十分に行われていないため、現段階で健康への長期的な影響について予測することは難しい状況です。
電子たばこ
日本では、ニコチンを含む電子たばこについては、法律で規制され販売は許可されていません。
なお、「ニコチン」の有無にかかわらず、電子たばこによっては、健康に影響を及ぼす可能性のある「ホルムアルデヒド」「アセトアルデヒド」といった発がん性物質などを発生するものがあると報告されています。
因果関係の有無を推定する科学的根拠はまだ不十分ですが、使用者本人にも周囲にも健康に悪影響を与える可能性があると考えられます。
【参考】
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喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書 2016(厚生労働省)(外部リンク)
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たばこの形態(健康づくりサポートネット)(外部リンク)
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無煙たばこ・スヌースの健康影響について(厚生労働省)(外部リンク)
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健康・生活科学委員会・歯学委員会合同「無煙タバコ製品(スヌースを含む)による健康被害を阻止するための緊急提言」健康・生活科学委員会・歯学委員会合同脱タバコ社会の実現分科会(日本学術会議)(外部リンク)
水たばこ(水パイプたばこ、シーシャ、水パイプとも呼ばれる)
たばこの煙を水にくぐらせて吸うもので、装飾的な器具を用い、まわしのみなどをすることもあります。
中東、東欧で用いられており、近年、国内でも喫煙できるカフェなどの場が提供され、認知度が高まっています。
水たばこについても、たばこであることに変わりはありませんので健康に影響を及ぼします。
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