プレコンセプションケア

ページID1004205  更新日 令和7年4月18日

印刷大きな文字で印刷

プレコンセプションケアって何?

「プレコンセプションケア」とは、成育基本法に基づく成育基本方針において「女性やカップルを対象として将来の妊娠のための健康管理を促す取組み」とされています。

なぜ、大切なの?

若いうちから正しい知識を得て、自分のライフプランに適した健康管理を意識することは、いつか子どもを望んだ時に健やかな妊娠・出産ができる可能性を広げるだけでなく、生活習慣病やフレイル(さまざまな原因により心身機能が低下し「要介護」のリスクが高まっている状態)予防など、一生涯を健やかで充実したものにつながります。女性自身はもちろん、パートナーや家族、企業など周囲の人の理解を深め、女性の健康を社会全体で支援していきましょう。

プレコンセプションケアを始めませんか?

健康でいるための生活習慣を身につけましょう

八尾市では「みんなの健康をみんなで守る市民が主役の健康づくり」を基本理念とする八尾市健康まちづくり計画を策定し、各ライフステージ別に市民のみなさんに取り組んでほしいこと、地域で進めてほしい取り組み、行政が進める取り組みをまとめ、地域ぐるみでの健康づくりを推進しています。若いうちから健康的な習慣を身につけることが、プレコンセプションケアの第一歩です。

体重管理に取り組もう

適正体重を維持するよう心がけましょう。

BMIで18.5以上25未満が適正体重と言われています。やせ過ぎは無月経や月経不順だけでなく、流産・早産、低出生体重児のリスクも高めます。太りすぎも妊娠糖尿病等につながることもあります。適正体重『BMI(体格指数):体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=18.5以上25未満』を維持しましょう。

栄養・食生活・食育について

  • 1日3食、主食・主菜・副菜を意識したバランスの良い食事をとりましょう。
  • 外食や出来上がった惣菜を購入して食べるときは、野菜を含むメニューや脂肪分を控えたメニューを選ぶなど、健康に配慮しましょう。
  • おやつの内容や量、食べる回数にも気をつけましょう。
  • 妊娠を希望する女性は葉酸の摂取を心がけましょう。(妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸というビタミンを積極的に摂ることで赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。)
  • 妊娠を考えたら、妊娠の1か月以上前から必要な栄養素「葉酸」を400μg/日摂りましょう。

身体活動・運動について

  • 通勤や外出の際はできるだけ歩くなど、身体を動かすことを意識しましょう。
  • 運動の必要性について理解し、運動する機会を増やしましょう。

休養・こころの健康

  • 睡眠や生活リズムの重要性を知り、規則正しい生活を送りましょう。
  • 自分なりのストレス解消法を見つけ、実践しましょう。
  • ストレスや悩みをひとりで抱え込まず、早めに相談しましょう。

歯と口腔の健康

  • 歯周病予防のために歯間ブラシなど清掃補助器具を使用しましょう。
  • かかりつけ歯科医を持ちましょう。
  • 定期的に歯科健診を受けましょう。

たばこ

  • 妊娠中や授乳期、未成年者は絶対にタバコを吸わないようにしましょう。
  • 喫煙者は禁煙・減煙に取り組みましょう。

アルコール

  • 妊娠中や授乳期・未成年者は絶対に飲酒をしないようにしましょう。
  • 多量飲酒が身体に悪い影響を及ぼすこと、また、特に女性は男性よりも適正量が少ないことを理解し、飲酒は適量にとどめましょう。

生活習慣病・悪性新生物(がん)を予防しましょう

生活習慣病とは、食事、運動、喫煙などの生活習慣がその発症や進行に関与する病気(糖尿病、脳血管疾患、心臓病、脂質異常症、高血圧症、骨粗しょう症など)のことをいいます。生活習慣病の予防には、日常生活の中で適度な運動、バランスのとれた食生活、禁煙などを実践することや、定期的な健診受診で病気の早期発見・早期治療をすることが重要です。
また日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれています。特に女性は20代から子宮頸がんに罹患する人が増加しており、子宮頸がんワクチン接種と定期的な子宮がん検診の両方を受けることが効果的です。

感染症から自分を守りましょう

感染症の原因となる病原体には男女にかかわらず不妊の原因になったり、将来の子どもの健康へ影響を及ぼす可能性があります。正しい知識や予防法を身につけましょう。

20歳になったら子宮がん検診をうけましょう。(2年に1回 無料)

子宮頸がんは、多くの場合、ヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papilloma Virus)への感染が原因となる前がん病変(がんになる前の状態)を経て、子宮頸がんになります。子宮がん検診は、前がん病変やがんの早期発見ができる検査です。

先天性風しん症候群について

風しんの免疫を持たない女性が妊娠中(特に妊娠初期)に感染すると、赤ちゃんが白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする「先天性風しん症候群」にかかる可能性があります。妊娠を希望される方とその配偶者の方は、抗体検査を受けて、抗体の有無を調べましょう。

性感染症について

性感染症中でも特に若い世代に梅毒が急増しています。
八尾市保健所で、無料・匿名でHIV検査を受けることができます。HIV検査とあわせて、梅毒・クラミジア・淋菌の検査も一緒に受けることができます。

関連情報

ご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか

このページに関するお問い合わせ

こども若者部 こども健康課(母子保健係)
〒581-0833大阪府八尾市旭ヶ丘5-85-16
電話番号:072-993-7500 ファクス番号:072-924-6005
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。