健康増進普及月間
9月は『健康増進普及月間』および『食生活改善普及運動月間』です!
厚生労働省では、毎年9月1日~9月30日の1か月間を「健康増進普及月間」および「食生活改善普及運動」実施期間と定めており、健康に対する国民一人ひとりの自覚を高めて、健康づくりの実践を促進することを目的としています。
健康増進普及月間では、「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、良い睡眠 健康寿命の延伸」を統一標語に、食生活改善普及運動では、「まずは毎日、あと一皿ずつ野菜と果物をプラス」を重点テーマとしています。
生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性について、市民の皆様にお知らせします。
みなさんは、平均寿命と健康寿命の差、つまり「日常動作が自立していない期間」があるのをご存じですか?この差が生まれる要因は、生活習慣病が大きく関わっているため、日頃から運動習慣の定着や食生活の改善が重要となります。ぜひこの機会に生活習慣を見直し、ご自身に合った健康づくりに取り組んでみましょう。
健康寿命とは?
「健康寿命」とは、人の寿命における“健康上の問題で日常生活が制御されることなく生活できる期間”を意味します。八尾市における平均寿命と健康寿命の状況については、次のリンクをご参照ください。
疾病予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と「健康寿命」の差を短縮することができれば、より健やかで心豊かに生活できる活力ある社会の実現につながります。
この機会に生活習慣を見直し、健康寿命を延ばしましょう!
健康寿命推定アプリ『ウェルやお 体験版』
生活習慣などの15問の質問に答えることで個人の健康寿命と寿命を推定し、一人ひとりに合った健康寿命を延ばす提案を受けることができます。また、生活習慣を改善することで健康寿命が何歳延びるかを知ることができます。ぜひご自身の健康づくりにお役立てください。
1 に運動!
運動をされる際は、身体の状況等の個人差が大きいことから、ご自身で強度や量を調整し、可能なものから取り組むことが大切です。
運動の一部において筋力トレーニングを週2~3日取り入れることや、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意しましょう。
高齢者は歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日40分以上行いましょう。また、筋力トレーニング、有酸素運動など様々な種類の運動を週3日以上取り入れることをお勧めします。
毎日プラス10分!今より多く体を動かそう
ふだんから元気にからだを動かすことで、様々な効果を得ることができます。
厚生労働省の研究によると、プラス10分の運動によって「死亡のリスクを2.8%」、「生活習慣病等の発症のリスクを3.6%」、「がんの発症のリスクを3.2%」、「ロコモや認知症の発症のリスクを8.8%」低下させることが可能とされています。今より10分多く、毎日からだを動かしてみませんか。
※ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは?
骨や関節の病気、筋力の低下、バランス能力の低下によって転倒・骨折しやすくなることで、自立した生活ができなくなり、介護が必要となる危険性が高い状態を指しています。
- 生活の中でちょこっと運動
- なるべく階段を使う
- 家事をしながらストレッチ・体操
- 椅子に座って腹筋運動
- ウォーキング
ウォーキングは誰でも手軽に始めることができて、生活習慣病予防やストレス解消などにつながる運動です。あなたの健康づくりの一つとして、ウォーキングを日々の生活に取り入れませんか?
八尾市ではおうちでできる「ストレッチ」と「筋力トレーニング」を動画で紹介しています。
是非、ご活用ください。
2 に食事!
毎日あと一皿野菜をプラス!
生活習慣病予防の1つに、野菜を1日に350g摂取することが効果的だとされています。野菜には食物繊維が多く含まれており、食後の血糖上昇を抑制したり、血中コレステロールの増加を抑制するほか、便秘の改善作用などがあります。
現状、大阪府民は256gしか摂取できていません。(国民健康・栄養調査H29~R1年平均値)目標の摂取量まであと100gです!
いつもの食事にあと一皿野菜料理をプラスしてみましょう。
八尾市では「野菜の摂取量を増やすコツ」や「レンジで簡単に作れるレシピ」を載せています。
是非、ご参考ください。
しっかり禁煙
禁煙で健康を取り戻そう
たばこには多くの有害物質が含まれています。喫煙や受動喫煙は、がんや循環器疾患(脳卒中・虚血性心疾患)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や結核などの呼吸器疾患、歯周病や糖尿病など、多くの病気の危険因子となります。自分のために、周りの人のために、禁煙に取り組んでみませんか?
自分、そして大事な人の健康を守るためにも禁煙を目指しましょう。
良い睡眠
良い目覚めは良い眠りから
朝目覚めたときにしっかりと休まった感覚(休養感)があることが大切です。
日中しっかりからだを動かし、夜は暗く静かな環境で休むといった寝て起きてのメリハリをつけることが睡眠休養感を高めます。
適切な睡眠時間は年齢・個人差により異なります。日中眠気を感じていて、日常生活や仕事、学業に影響が出ている場合は睡眠を見直す必要があります。
- 高齢者
- 寝床にいる時間は8時間以内を目安に!
- 日常の食生活や運動、寝室の睡眠環境などを見直して、睡眠休養感を高めましょう!
- 長い昼寝は夜間の良眠を妨げるので日中は長時間の昼寝は避け、活動的に過ごしましょう!
- 成人
- 睡眠時間は6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保しましょう!
- 日常の食生活や運動、寝室の睡眠環境などを見直して、睡眠休養感を高めましょう!
- 睡眠の不調・睡眠休養感の低下を感じる時は病気が潜んでいることもあるので注意が必要!
- こども
- 小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間を確保しましょう!
- 朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、日中は運動をして、夜更かしはほどほどに!
健康推進課では年4回みんなの健康だよりを発行しています。
「睡眠・休養」をテーマに取り上げている健康だよりは次のリンクからチェックしてください。
メタボリックシンドローム(メタボ)とは?
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病気です。単に腹囲が大きいだけでは、メタボリックシンドロームには当てはまりません。「内臓脂肪型肥満」に加えて、高血圧、高血糖、または脂質異常の3つのうち、いずれか2つ以上に当てはまる状態をいいます。
内臓脂肪の蓄積 | 男性:85cm以上 |
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腹囲(へそまわり) | 女性:90cm以上 |
(男女ともに、腹部CT検査の内臓脂肪面積が100cm²以上に相当) |
※肥満の判定によく用いられるBMI(体格指数)ではなく、腹囲で判定します。
高血圧 | 最高(収縮期)血圧 130mmHg以上 |
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最低(拡張期)血圧 85mmHg以上 | |
のいずれかまたは両方に当てはまる。 | |
高血糖 | 空腹時血糖値 110mg/dL以上 |
脂質異常 | 中性脂肪 150mg/dL以上 |
HDLコレステロール 40mg/dL未満 | |
のいずれかまたは両方に当てはまる。 |
内臓脂肪がたまると、脂肪細胞から糖尿病や高血圧症、脂質異常症を引き起こす悪い物質が多く分泌されます。そのため、「内臓脂肪型肥満」の人の多くは、血糖値、血圧、中性脂肪、コレステロール値に異常が出やすくなるのです。これらの危険因子が多ければ多いほど動脈硬化が進行しやすく、脳卒中や心疾患、糖尿病などの疾患を引き起こしやすくなります。ご自身の健康を管理するためにも、毎年の健診を積極的に受けてからだの状態をチェックしましょう。
特定健診・がん検診で健康管理
生活習慣病の予防や、がんの早期発見・早期治療につながります。定期的に健診やがん検診を受けましょう。
八尾市では、がん検診・特定健康診査・歯科健康診査等を実施しております。
詳しくは次のリンクをご覧ください。
そして健診は受けた後が大切です。
結果が届いても、「見方が分からない」と放置していませんか?
健診の結果説明動画では、結果の見方を解説しています。
身体の今の状態を正しく理解し、生活習慣の見直しにつなげましょう。
健康相談をご利用ください!
健康に関するお困りごとはありませんか?
健康推進課ではさまざまな方法で健康相談を実施しています。
ご自身の相談しやすい方法で、ぜひご利用ください。
スマート・ライフ・プロジェクト
スマート・ライフ・プロジェクトは、厚生労働省が行っている、国民の皆さんの健康づくりをサポートするプロジェクトです。
役立つ健康情報をWEBサイトなどで発信しています。
PDFファイル閲覧ソフト「Acrobat Reader」はアドビシステムズ社(新しいウィンドウ)からダウンロードできます。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 健康推進課
〒581-0833大阪府八尾市旭ケ丘5-85-16
電話番号:072-993-8600 ファクス番号:072-996-1598
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