3年生沖縄修学旅行(6/6~8)
修学旅行1日目
3年生は沖縄方面へ2泊3日の修学旅行へ行ってきました。
早朝6時15分の出発にもかかわらず、たくさんの保護者のみなさまにお見送りいただきました。ありがとうございました。
伊丹空港より飛行機で沖縄へ。飛行機は初めてという生徒も多く、離陸した際に「おぉ!」と小さな歓声が上がりました。
1日目の主な活動は平和学習でした。
まずは、ひめゆり平和祈念資料館を訪れ、自分たちと同年代の生徒たちがおかれた当時の状況を、貴重な資料から学びました。その後、平和祈念公園に移動し、「平和の礎」の前で平和セレモニーを行いました。高美中53期生の平和宣言では、平和学習を通して「当たり前のことだと思っていた日常はたくさんの人たちが犠牲になり、願い、祈ってきた時間の積み重ねである」と気づき、「命の尊さ」や「何気ない今日はとても大切な一日」について、自分たちも次世代へ繋いでいく、未来に届けていく誓いを宣言しました。
セレモニーの後、糸数壕(アブチラガマ)を訪れ、ガイドさんの引率で入壕体験を行いました。実際にガマに入ることで五感をフルに活用して、当時のようすを感じることができたのではないかと思います。教科書や資料だけでは得られない体験を1日目の学習全体を通してできたのではないかと思います。夕食後には、各クラスでミーティングを行い、平和学習のまとめを行いました。








生徒の感想より(平和学習について)
- ひめゆり平和祈念資料館では、ひめゆり学徒一人ひとりの名前と顔写真があって、リアルに「生きていた人なんだな。」と感じることができた。
- ひめゆり学徒隊の方が経験したことで、死体の処理や麻酔無しの手術で暴れる患者を押さえることや汚物を捨てたりすることが信じられませんでした。しかも自分たちと同じくらいの女の子たちがしていると思うとつらかったなと思いました。怖いことに慣れていって感情をなくしてしまうことが怖いなと思いました。
- (糸数壕で)みんなでライトを一斉に消した時、本当に何も見えなくて、こんな暗いところで家族に会えず亡くなっていったんだと考えると、本当に辛かったです。
- 実際にガマの中に入った見たときに、水滴が頭上からずっと降り続けていました。僕は、寒いときも寝ているときも常に降り続けているのはしんどいなと思いました。こういうことは実際に行って体験してみないとなかなかわからないことだと思います。本当に行って良かったと思いました。
- 今の自分たちの生活は当たり前じゃないなと改めて感じることができました。授業でも習ったけど、自分の目で見てみた方がいいなと思いました。
修学旅行2日目
~午前~
午前中はホテルの前のビーチでマリンスポーツ体験を行いました。シーカヤック、ドラゴンボート、自由遊泳&ビーチバレーの3種目をクラスごとにローテーションしながら順に体験しました。心配されていた雨も降らず、海も穏やかだったため、すべてのプログラムを予定通り行うことができました。美しいビーチでそれぞれの種目を満喫することができました。






~午後~
午後からは今帰仁村にて民家泊体験でした。入村式からとても温かい歓迎を受け、各班ごとにお世話してくださる各ご家庭の車に乗って体験に向かいました。今帰仁村の観光名所に連れて行ってもらったり、サーターアンダギーを一緒につくったり、三線を教えていただいたりと楽しいひと時だったようです。


修学旅行3日目
今帰仁村での民家泊体験は、2日目午後から翌日の朝までという短い時間ではありましたが、とても思い出深い体験になったようでした。離村式ではお世話になった今帰仁村の方々と別れる際、涙を浮かべる生徒の姿もたくさん見られました。
離村式後、最終日はクラス毎に計画した行程に沿って進みました。その後、国際通りでの散策を終えて、名残惜しい気持ちの中帰路につきました。







生徒の感想より(平和学習以外)
- マリン体験をして、今までにしたことがないドラゴンボートに乗って、風が気持ちよかったし、沖縄の海が最高にきれいでした。
- 海で遊んだことが一番の思い出です。友達と泳いだり、ナマコを踏んでしまってみんなキャーって叫んだりですごくおもしろかったです。ドラゴンボートでは、お兄さんがすごく速い運転をしてくれて楽しかったし、シーカヤックでは青くてキレイな魚たちがたくさん見れて嬉しかったです。
- ホテルの部屋の人たちと遊んだり、たくさんしゃべったりしたことが一番楽しかったです。ご飯を食べてから寝るまでと、朝起きてからホテルを出るまででしたが、短い時間の中でいろいろな「楽しい」がありました。
- 民泊でお昼ご飯を食べるとき、海辺で手づくりのタコライスを食べられて幸せでした。その時に話していたのが、「沖縄では海辺の机で勉強する子たちがいる」ということに驚きました。
- 民泊の夜、みんなでご飯食べて、民家さんと世間話、みんなでトランプして罰ゲームで内緒話など、ちょっとしかない時間で民泊で一緒だった子と仲が深まった。
- 民家さんと一緒にいろいろな観光スポットに行けたのが一番の思い出です。きれいなビーチで貝殻拾いをしたり、オーシャンタワーの展望台のところから沖縄の景色を見たりしました。ここで民家さんとの交流が深まったり、沖縄のことをたくさん知ることができたと思います。
- (民泊で)夜に民家さんが三線を教えてくれました。おいしいおやつを食べました。寝る前にしたトランプがすごくおもしろかった。
- 民泊に行く前に民泊の人と話せるか不安だったけど、めっちゃ優しくてフレンドリーだった。お父さんが美容師やっているのを知った。おいしいご飯をたくさん作ってくれた。夜、みんなでUNOやトランプをしたことが楽しかった。
- 民泊で沖縄の衣装を着て、写真をみんなで撮ったことが一番の思い出!
- 短い間だったけど、民家さんと仲良く話したり、料理をつくったりできて一番楽しかったし、これからもずっと心に残るんだろうなと思いました。
- 民泊は人のあたたかさを知れるし、沖縄の家族と出会うことができる。沖縄のご飯が食べられる。一生で一度の経験ができる。
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