命の学習
命につながるお話


11月19日、八尾の助産師の会より3名の助産師の方にお越しいただき、3年生に対して「命につながるお話」をしていただきました。今回は希望された保護者の方にも参加いただきました。
助産師の方は最初に「性教育が大切なのは、幸せに生きるための勉強だからです」と話されました。その言葉により、生徒たちも真剣さが増し、聞く姿勢も少し変わったように感じました。
お母さんのお腹の中で赤ちゃんがどのように成長していくのかという説明の途中には、来てくださっていた妊娠5か月の妊婦さんのご協力で、実際にお腹の中の赤ちゃんの心音を聞かせていただきました。心臓の鼓動が響いた瞬間、生徒たちは驚いたように聴いていました。また、赤ちゃんがお腹にいる状態を疑似体験する活動では、男子生徒が挑戦し、靴下を脱いだり履いたりするだけでもこんなに大変なのかと率直な驚きを口にしていました。
その後、助産師さんならではの経験と視点から、性行為や避妊について具体的にお話をいただきました。避妊具の装着方法についても実演してくださり、もしも、望まない妊娠をした場合にどうすべきかなど、命の大切さを常に意識した内容は、生徒だけでなく教員にとっても深い学びとなりました。
最後には赤ちゃん人形を使い、抱き方、おむつ替え、服の着せ方を体験しました。首のすわらない赤ちゃん人形を前に戸惑う生徒も多く、参加いただいたお母さん方が横に寄り添いながら、アドバイスをしてくださる場面も見られました。
しめくくりとして、「受援力が大切です」というお話をしてくださいました。受援力とは、困ったときに“助けを受ける力”のことで、最近、教育や福祉でよく使われるようです。つまり、自分ではできないことを見極める力、できないことはできないと言える力のことであ り、“できないことを伝えられる相手(依頼先)を増やすこと”が自立であるということです。この言葉は、まさに今の3年生にとってよく理解できる内容だったように思います。
図書室で2学級ずつ、少人数で行ったこともあり、生徒たちが様々なことを体験しやすく、説明についても理解しやすかったのではないかと思います。何よりも、助産師さん、保護者、生徒、そして教員が一緒に学ぶ温かく実りある時間となりました。
助産師のみなさま、そして参加してくださった保護者のみなさまに心より感謝申し上げます。今後も、保護者のみなさまに参加していただける機会を少しずつ増やしていければと考えております。引き続き、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。何よりも
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
(小・中学校、義務教育学校) 亀井中学校
〒581-0054大阪府八尾市南亀井町4-1-48
電話番号:072-992-3122 ファクス番号:072-992-3123
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。


















