犬の習性を知り、適正なしつけをしましょう
犬と暮らすために
犬と一緒に生活するためには、犬に様々なルールを覚えてもらう必要があります。
犬の習性を理解し、適正にしつけを行うことで、人と動物との共生を目指しましょう。
犬の性質
適度な運動が必要です。
犬は運動によってストレスを発散します。
また、動く物を追いかけたり、ニオイを嗅いだりすることで本能が満たされます。
散歩や知育トイ、ドッグスポーツなどで犬の本能を十分に発揮させてあげましょう。
犬種や年齢、体調によって必要な運動量が異なります。
飼い犬の状態に見合った運動をさせましょう。(※犬の放し飼いは禁止されています。)
ボディーランゲージや声など、様々な方法で周囲とコミュニケーションをとります。
犬は様々な方法で意思を伝えようとします。
また、飼い主の言葉や表情から飼い主の感情を読み取ります。
優しい言葉をかけながら犬を撫でたり、遊んだりしましょう。
犬とコミュニケーションをとりましょう
犬は鳴き声やボディーランゲージなどを使って人とコミュニケーションを図ります。
愛犬の様子を観察することで気持ちを読み取ることができます。
飼い主とコミュニケーションをとることで幸せを感じます。
しっかりとコミュニケーションをとり、犬との信頼関係を築きましょう。
犬のボディーランゲージの例
- あくび…嫌なことから気をそらしたい、自分や相手の気持ちを落ち着かせたい
(怒られたときや爪切りなど苦手なことをされているときに)やめてほしい - しっぽ
- 低い位置でふる…興味がある、敵意はない
- お尻の間に挟む…怖い、嫌な気持ち
- 高い位置で維持…自信がある
- 見つめると目をそらす…敵意はない(動物同士では、長時間見つめると喧嘩になる恐れがあるため、敵意がないときは目をそらすことがあります。)
- 相手の口や手をなめる…甘えたい、友好的(敵意はない)
- 前足をのばして姿勢を低くし、お尻を高くする…遊びたい、友好的
- 仰向けに寝転んでおなかを見せる…敵意はない、服従、リラックス
- 歯茎をむき出しにしてうなる…嫌な気持ち、威嚇
- ※このような表情の犬にむやみに近寄り手を出すと咬まれる恐れがあります。
- ※食事中や育児中の犬は神経質になり、食事や子犬を守りたい気持ちから咬みつくことがあるので注意が必要です。
しつけ方のポイント
犬は、飼い主に褒められることが大好きです。
「良いことができたらごほうび」と覚えてもらいましょう。
しつけは静かで犬が集中できる環境のもと、犬が楽しいと感じられるように短時間で行いましょう。
用意するもの
ごほうびのおやつ…一口でたべられる大きさのもの。普段のフードからしつけのごほうび用に少し取り分けておくと良いでしょう。
肥満防止のため、フード以外のおやつをあげる場合も、フードの量を減らすなど調節しましょう。
基本的な手順
アイコンタクト→かけ声(コマンド)→よい動作→褒めておやつ
成功率が高くなってきたら徐々におやつを減らしましょう。その際も、褒めることは忘れずに!
かけ声(コマンド)は、短く分かりやすい言葉を使いましょう。
しつけ方の例
コミュニケーションを取りペットとの信頼関係を築くため、またペットが興奮したり不安を感じたりしているときにペットの気持ちを落ち着かせるためにマスターしておくと役立つかけ声(コマンド)とそのしつけ方の一例を示します。
しつけ方で分からないことや困ったことは動物病院の先生や訓練士にも相談してみましょう。
- アイコンタクト
犬の目線の先に飼い主の顔が来るような位置(例:飼い主のおへそのあたり)でおやつを持つ。 - おすわり
犬の頭の上でおやつを持つ。頭より後方におやつを持ってくると自然におすわりできる。 - ふせ
犬の目線の先の地面におやつを置く。おすわりをさせた状態で、犬の前足の先におやつを移動させることも効果的。
飼い主が座った状態で足をのばし、その下を犬がくぐるようにすることでもふせることが可能。 - まて
犬がじっとできているときにまてと声をかけてそのまま動かずキープ。
食べ物を目の前において「まて」をすると、早食いをしてしまう可能性があるので注意。 - ハウス
クレート等におやつを入れる。
初めは手前側に、慣れてきたら徐々に奥におやつを置く。
奥まで入れるようになったら、扉を閉め、徐々に扉を閉める時間を延ばす。
※災害や長距離の移動に備えてクレートやキャリーケージに入ることができるようにしておきましょう。
犬は狭くて暗い場所に入ると安心するので、寝床として利用することも有効です。 - 犬が良くない行動をしたとき
犬に構わずに無視する。その場を立ち去るのも有効。
注意事項
- 犬は「□□したらダメ」などという文章の意味が理解できません。声をかけるのであれば短い言葉にしましょう。
- 時間がたってから注意されても飼い主が何に怒っているか分からず不安に感じてしまいます。注意したいのであれば、良くない行動をしている時だけにしましょう。
- 大きな声で注意すると、遊んでもらっていると感じることがあります。声をかけるのであれば、冷静に、少し低い声で注意するのが有効です。
- 「○○ちゃん、ダメ!」など犬の名前を呼んで注意すると、犬は名前を呼ばれると怒られるのではないかと感じてしまうようになります。犬が良くない行動をしたときは名前を呼ばないで注意しましょう。
※叩く、物を投げるなど、虐待にあたる可能性がある行為は絶対に行わないでください。(動物の愛護及び管理に関する法律第四十四条)
鳴き声のしつけ等についてはリンク先ページをご参照ください。
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