ペットを飼う前に知ってほしいこと
ペットを飼うということ
ペットを飼うということは、その動物の命を預かるということです。
あなたが最後まで責任をもってそのペットのお世話をすることができるのか、飼う前にしっかり考えましょう。
本当に最後まで飼えますか?
市に寄せられた相談事例をご紹介します。
- かわいいと思って飼い始めたが、予想していたよりお世話が大変
- 転勤でペットの飼育が認められていない場所に引っ越すことになった
- 夫婦でペットを飼育していたが、子どもが生まれることになりペットのお世話ができなくなった
- 家族が動物のアレルギーでお世話ができない
- 飼い主が病気やケガでペットのお世話ができない、飼い主が突然入院しなければならなくなった
- 飼い主が高齢になってペットのお世話をするのが大変
- 不妊去勢手術をせずに飼っていたら、数が増えてしまった
など、様々な事情により「飼い続けられない」と相談される方があります。
責任を持ってお世話をできないのであれば、飼いたいけれど「今はペットを飼わない」と選択することも動物への愛情です。
ペットを飼う前に考えておきたいこと
ご自身のライフプランと動物の寿命を照らし合わせながら以下のことをよく考えてください。
あなたの住まいはペットを飼える住居ですか?転居や転勤の予定はありませんか?
近隣住民に迷惑をかけずにペットを飼うことができますか?ペットと生活していく上で、近隣住民の理解が欠かせません。
ペットの飼育が認められていない場所で飼育すると、他の住人に迷惑をかけることになります。規約等をよく確認しましょう。
また、転居や転勤の予定がある場合は、慎重な判断が必要です。
あなたが飼いたいペットはあなたのライフスタイルに適していますか?
ペットの種類や年齢によって必要なお世話が異なります。ペットのために十分な時間が確保できますか?
ペットを家に残したまま旅行に行くこともできませんし、ペットの突然の体調不良で動物病院を受診しなければならないこともあります。
また、運動がたくさん必要な動物、暑さ寒さに弱く温度管理が必要な動物など、それぞれの動物が持つ特性を理解し、適切な飼育環境を整えられるかよく考えましょう。
あなたの家族は全員ペットを飼うことに賛成していますか?
突然の怪我や病気などであなたがペットのお世話をできない時、家族の協力が欠かせません。
また、動物にしつけをするときは家族全員で協力する必要があります。
あなたや家族で動物アレルギーの人はいませんか?
動物の排泄物や毛などにアレルギー反応を起こす体質の人がいます。事前に医師に相談するなど慎重な判断が必要です。
お世話をする体力はありますか?
犬や猫の平均寿命は約15年です。
エサや水、ペットの糞尿の始末や身の回りの掃除、散歩など様々なお世話が必要です。ペットはそのような生活すべてを飼い主に頼らなければ生きていくことはできません。
仕事が忙しい、体調不良など、飼い主にどのような事情があってもペットのお世話をしないというわけにはいきません。
ペットが若いうちに、人と共生していくための基本的なルール(鳴き声やトイレのしつけ)を教え、人の生活リズムや自然現象に慣れさせる必要があります。
しつけには時間がかかりますが、根気強く取り組むことができますか?
難しい場合は子犬・子猫ではなく、成犬・成猫などある程度落ち着た年齢のペットを迎え入れることもご検討ください。
また、ペットが高齢になっても十分なケアができるかよく考えましょう。病気で頻繁に動物病院を受診する必要があったり、寝たきりで排泄や排尿の介助が必要になったりします。特に体の大きな動物は、お世話をするのに力が必要です。
小さな子どもがいる家庭や高齢者のみでペットを飼育する場合、特に注意が必要です。
ペットを飼うのに必要な費用は用意できますか?
動物の種類によっては接種が義務付けられているワクチンがあるほか、トリミングや爪切りなどが必要な動物もいます。
ペットが病気になった時、ケガをしたときはもちろん飼い主が動物病院に連れていく必要があります。
また、飼い主がペットのお世話をできない時には代わりにペットホテルやペットシッターにお世話を依頼する必要があるかもしれません。
ペットの生涯を通して健康管理に必要な費用を用意できますか?
周囲の方に迷惑をかけないように飼育できますか?
鳴き声、ニオイ、糞尿などで近隣の人迷惑をかけることはありませんか?人に危害を加えないような対策ができますか?
住居やそのまわりを常に清潔に保ち、周囲に迷惑をかけないように適切なしつけを行うことが重要です。
近隣の人があなたのペットのことで困っている時に、話し合いで解決策を考えなければなりません。
万が一の時に備えられますか?
飼い主が突然入院しなければならなくなった時、地震や風水害が起きた時、あなたの代わりにペットのお世話をしてくれる人はいますか?
何かあってからではなく、飼う前に預け先を確保しておきましょう。
※既にペットを飼っている場合で、新たにペットを迎え入れたいとお考えの場合は、次のことも良く考えましょう。
すべてのペットに等しく愛情を注ぐことはできますか?
ペットの数が増えるとそれだけお世話に必要な時間、体力、費用も増えます。
ペットも生き物なので、もちろん個体差があり性格も異なります。先住ペットとの相性が合わずストレスを感じてしまうかもしれません。
不妊・去勢手術を受けさせることはできますか?
オス、メスで飼育すると、繁殖をすることがあります。望まない妊娠を防ぐために、全てのペットに不妊・去勢手術を施すことはできますか?
特に猫の場合、1回の交尾で4~8頭の子猫が生まれることがあります。
ペットを飼う時に必要な届出
動物種によっては飼う時に必要な届け出があります。
動物種 |
窓口 |
電話番号 |
ウェブサイト |
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犬 | 八尾市保健所保健衛生課 | 072-994-6643 | 飼い犬登録の手続き |
牛・馬・豚・めん羊・やぎ・犬・鶏・あひる | 八尾市保健所保健衛生課 | 072-994-6643 | 化製場・動物飼養場等に関すること |
犬と猫を併せて10頭以上 (その他一定頭数以上の動物の取り扱いを行う場合は届け出が必要な場合があります。) |
大阪府動物愛護管理センター | 072-985-8212 |
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牛・水牛・馬・鹿・めん羊・山羊・豚(ミニブタ・マイクロブタを含む)・いのしし・鶏・あひる・うずら・きじ・ほろほろ鳥・七面鳥・だちょう | 大阪府家畜保健衛生所 | 072-458-1151 | 動物(家畜)の飼育状況の報告について |
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