国際理解教育

ページID1017092  更新日 令和7年3月7日

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講演中

 3年生が、国際理解教育の一環で現在支援学校で教員をされている宇田川順子先生をゲストティーチャーに迎えてお話を聞きました。宇田川先生は20年ほど前にJICAボランティアとしてカンボジアで活動されました。プノンペンで教員養成校に理数科技師として赴任し、先生をめざす若者たちを指導していたそうです。帰国後、一時南極にも観測隊の一員として行かれました。

 日々の生活に水や電気がなく、とても勉強する環境とは思えない中で懸命に勉強する人たちのことを教わり、生徒たちはあらためて今、環境が整った学校に毎日来て勉強できるのは当たり前でないと感じたようでした。宇田川さんはカンボジアの人々と出会ったことで視野が広がり、「ふつう」の基準が変わったとお話をされました。私たちの思っている「ふつう」は、海外では通用しないもので、その場所その場所に「ふつう」があると教えてくださいました。自分の「ふつう」を基準にして価値観や考え方を無理に押しつけたりせず、尊重や思いやりの心をもって人と接することの大切さや言葉の壁はあっても互いの文化や考え方を尊重し、少しずつでも理解していけば心はつながると話してくだいました。私たちの日常の中では、とても気づけない、世界を俯瞰してみるような今回のお話は生徒たちにとっても興味深かったようで一生懸命に聞いていました。間もなく卒業する3年生にふさわしいお話だったように思います。

生徒の感想です

私はずっと、どんな形でも、海外でボランティア活動をしたいなって思ってて、今日の話をきいて、より気持ちが強くなりました。宇田川さんが言っていたように、自分の“ふつう”は相手の“ふつう”ではないと思います。だからこそ、いろんな人と関わっていろんな人の考えていることを知っていきたいと思っています。苦労も大きいと思うけど、その代わりに得られるものはたくさんあると思うので、叶えられるようにがんばりたいです。

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