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令和2年3月号

[2017年12月28日]

ID:49786

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令和2年3月号

なぜ小中一貫教育を進めるの?

 市では、子どもたちが小学校から中学校へ戸惑うことなく進学できるよう、小学校と進学先の中学校で、また、同じ中学校に進学する小学校同士で連携を進めてきました。小学校における英語教育の本格実施や道徳の教科化、プログラミング教育の実施など、小・中学校で行う教育内容が量的にも質的にも変化していることから、学習のつまずきを防ぐためにも一層きめ細かい指導が行える体制として、小学校と中学校のさらなる連携強化が求められています。

 このような状況を踏まえ、市では、平成29年11月に「八尾市小中一貫教育基本方針」を策定し、今年度からすべての中学校区で、小・中学校間の接続や学年間の段差に一層配慮し、義務教育9年間全体を見通した取り組みとして、小中一貫教育が始まりました。

どんなことをしているの?

 すべての中学校区でそれぞれ「めざす子ども像」を設定し、実現に向けて校区内の教職員が共有し、地域の特色や子どもたちの実態に応じてさまざまな取り組みを行っています。

各中学校区の取り組みの一例

中学校生活の不安を取り除くために

 中学校生活に対する不安を取り除き、見通しと期待を持てるよう、校区合同授業体験やクラブ体験、中学生による小学生への中学校生活紹介などを実施しています。

学校・家庭・地域が一体となり取り組んでいます

 小・中学校の児童会・生徒会とが連携したあいさつ運動など、各校の行事や授業に、地域の人や保護者の支援を受け、学校・家庭・地域が一体となり取り組んでいます。このように年齢の異なる子ども同士が交流したり、より多くの大人が子どもに関わったりすることで、子どもたちが将来、円滑に人間関係を形成し維持していくことができるよう人間性・社会性を育んでいます。取り組みの様子は、小中一貫教育通信や学校新聞などで保護者や地域の人に紹介しています。

工夫した授業を実施しています

 来年度から小学校で教科化される英語をはじめとしたさまざまな教科において、小・中学校の教員が共に研究を進め、子どもの学習状況や課題を共有する中で、一部の校区で中学校の教員が小学校で授業を行ったり、中学校で実施している教科担任制を小学校で導入したりしています。

 これにより、小学生は専門性の高い内容を分かりやすく学ぶことができるとともに、多くの教職員が指導に関わることで、子どもたちについて多角的に評価し、資質や能力をさらに伸ばすことにもつながっています。

※ このほか各中学校区ではさまざまな取り組みを行っています。詳細は市ホームページ(別ウインドウで開く)をご覧ください。

これからどうなるの?

 小中一貫教育は、今年度をスタート期、令和2年度を充実期、令和3年度を評価・改善期とし、段階的に見直しを行い、発展・充実させながら進めていきます。教職員が義務教育9年間を見通した長期的な視点を持ち、子どもたちの成長段階に応じた一貫した指導を行うとともに、学校・家庭・地域がつながり相互に連携を強めることで、子どもたちの学習意欲の向上、豊かな人間性や社会性の育成を図っていきます。

やおの教育(vol.106)

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