蚊が媒介する感染症

ページID1008486  更新日 令和7年1月30日

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蚊媒介感染症について

「蚊媒介感染症(かばいかいかんせんしょう)」とは、病原体をもつ蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。

主な蚊媒介感染症として、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、マラリアなどがあげられます。これらの感染症は主に熱帯・亜熱帯地域で流行しています。

日本においては、日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入例が多いですが、デング熱に関しては2014年に国内感染例が報告されました。

※関連サイト

主な蚊媒介感染症
感染症名 潜伏期間 主な症状 主な流行地域
デング熱 2~14日
(多くは3~7日)
発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐など 東南アジア、南アジア、
中南米、カリブ海諸国
ジカウイルス
感染症
2~12日
(多くは2~7日)
発熱、発疹、関節痛、結膜充血,頭痛、筋肉痛など 中南米、カリブ海諸国、
オセアニア太平洋諸国、
アフリカの一部、タイ
チクングニア熱 3~12日
(多くは4~7日)
発熱、関節痛、発疹、疲労感、頭痛、筋肉痛、リンパ節腫脹など アフリカ、東南アジア、
南アジア
ウエストナイル熱 2~6日 発熱、頭痛、筋肉痛、発疹、リンパ節腫脹など アフリカ、ヨーロッパ、
中東、中央アジア、
南米、西アジア
日本脳炎 6~16日 発熱、頭痛、悪心・嘔吐、意識障害など 日本、中国、東南アジア
南アジア
黄熱 3~6日 発熱、頭痛、悪寒、悪心・嘔吐、筋肉痛など アフリカ、中南米
マラリア 7~40日 発熱、悪寒、疲労感、頭痛、筋肉痛、関節痛、悪心・嘔吐、腹痛など 東南アジア、アフリカ、
中南米

八尾市における蚊のサーベイランス調査

八尾市保健所では、蚊媒介感染症のうち、ウエストナイル熱、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱及び日本脳炎について、感染症のまん延防止を図るため、ウイルスを媒介する可能性のある蚊の実態調査及びウイルス保有調査を実施しています。

対策・予防について

どの蚊媒介感染症であっても対策は同じです!蚊に刺されないようにすることが重要です。

  1. しっかりと身を守りましょう
    • 虫よけスプレーをこまめに使う
    • 蚊取り線香など防虫剤を使う
    • 長袖、長ズボンを着用する
  2. 蚊を増やさないようにしましょう
    • 蚊は水の溜まっている所に卵を産みます。不要な水たまりは無くしましょう。
      植木鉢の皿、発砲スチロールの箱、放置されている空き缶、古タイヤなど、いらないものは撤去しましょう。
    • まめに草刈りをするなど、蚊が潜む場所を減らしましょう。

日本脳炎・黄熱にはワクチンの接種、マラリアには抗マラリア薬の予防内服が有効です。流行国に渡航する際は、事前に専門医とご相談ください。

治療について

マラリアには、抗マラリア薬を投与による治療が有効です。
また、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、ウエストナイル熱、日本脳炎、黄熱に対しては、解熱剤の投与、輸液など、症状を軽減させる対症療法が中心となります。

啓発ツール

蚊媒介感染症予防に関する啓発ツールとして、ポスターが作成されていますので、ご活用ください。

写真:今年もあなたの血を狙って奴らがやってくる!

写真:ヒトスジシマカの発生源を叩け!

写真:学校・子ども施設向けポスター

写真:蚊ってかゆいだけとちがうんか?
蚊ってかゆいだけとちがうんか?

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