百日咳

ページID1018180  更新日 令和7年5月8日

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百日咳は百日咳菌によって引き起こされる呼吸器感染症です。
特有のけいれん性の咳発作が特徴で、いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心となっています。乳児では重症になり、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもあります。

主な症状

感染して7~10日で症状が出現します。症状は3期にわかれます。

1.カタル期(約2週間)
かぜと似通った鼻水や軽い咳から始まります。この時期が最も感染力が強いです。

2.痙咳(けいがい)期(約2~3週間)
その後、咳はひどくなり、激しい発作性の咳へ進行します。激しく咳込んだ後に、笛が鳴るような呼吸音が聞こえる「けいれん性吸気」は特徴的な症状です。発熱はないか、あっても軽度です。

3.回復期
咳は数週間から数カ月の経過で徐々に軽快します。

 

6か月未満の乳児あるいは年長児や成人では、典型的な経過をたどらないことがあります。ひどい咳が出ることもあれば、軽い症状のみで正しく診断されない場合があります。また、予防接種歴があっても軽度の百日咳にかかることがあります。

感染経路

くしゃみや咳、気道分泌物の飛沫を吸い込んだり接触することで感染します。
未治療での感染期間は、カタル期から第4週までとされています。診断がついた時には、すでに感染力が強い時期が終わっていることが多いです。
特徴的な咳発作が目立たない年長児や成人では、百日咳にかかっていることに気づかず、周囲に感染を広げてしまうことがあり注意が必要です。

予防のポイント

予防接種


百日咳の重症化予防には予防接種(5種混合ワクチン等)が有効です。生後2か月になったらなるべく早くワクチン接種をしましょう。

咳エチケット

周りの人にうつさないようにするためにも、咳エチケットに心がけましょう。

早めの受診

長引く咳など、感染が疑われる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

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