劇症型溶血性レンサ球菌感染症

ページID1013500  更新日 令和7年1月30日

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主にA群溶血性レンサ球菌により引き起こされる感染症です。レンサ球菌は感染しても無症状なことも多く、症状が出てもほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまります。しかし、まれに通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患となることがあり、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」と呼ばれており、全国的に感染者が増加傾向です。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、感染症法に基づく感染症発生動向調査において、5類感染症の全数把握疾患と定められており、小児が多く罹患するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(5類感染症の定点把握疾患)とは区別されています。

感染経路

実際の感染経路は明らかになっていない部分が多いですが、飛沫感染や接触感染の他、傷口や粘膜から通常は菌の存在しない筋肉や血液にレンサ球菌が侵入することによって病気を起こすと言われています。

症状

最初に手足の強い痛みや腫れ、発熱や悪寒などの風邪様の症状が現れます。症状が進行すると、筋肉や皮膚における炎症、呼吸障害や意識障害が進行して死に至る場合もあります。
四肢の疼痛、腫脹、発熱などの感染の兆候が見られる場合には、速やかに医療機関を受診してください。

予防のポイント

有効なワクチンがないため、日頃から手洗いや咳エチケットなど基本的な感染症予防に努めましょう。
また、けがをした際の傷口はよく洗い、清潔を保つことも重要です。

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