伝染性紅斑

ページID1015206  更新日 令和7年1月30日

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伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスの感染で発症する、幼児・学童に多くみられる発しん性の病気です。両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから、「リンゴ病」といわれることもあります。
子どもへの感染が主ですが、大人もかかる可能性があります。大人がかかった場合には、何も症状が出ない場合もありますが、伝染性紅斑の典型的な発しんが出たり、さらには関節の腫れ・痛みが出る場合もあります。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

伝染性紅斑は、妊娠中にウイルスに感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があるため、健康な妊娠・出産のためには注意したい感染症の一つです。感染しても、典型的な症状(発しんなど)があらわれない場合もあるので、周囲に妊娠している女性の方がいらっしゃる場合に風邪症状などが出現したら、マスクならびに手洗いをこころがけましょう。

伝染性紅斑の主な症状

主な症状は、軽度の発熱、倦怠感、筋肉痛、頭痛などの風邪に似た症状と、両頬、腕、足にレースをかけたような、あるいは網状の赤い発しんです。

約10~20日の潜伏期間の後、風邪に似た症状が出現し、その後、かゆみを伴う赤い発しんが両頬、腕、足にあらわれます。1週間程度で発しんは消失し、回復します。

中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。

感染経路

伝染性紅斑は、パルボウイルスB19による感染症です。
感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。なお、感染力があるのは感染早期の赤い発しんが出現する前までで、発しんが出てきた時期には感染力はないとされています。

予防のポイント

伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。

紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。

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